_ _

赤ちゃん時代の育てにくい(夜泣き、人見知り場所見知り)を通り越すと、イヤイヤ期、反抗期、魔の2歳、悪魔の3歳なんて言われたりもするが、言葉が少しわかるようになったり、自分の気持ちを言えるようになってきた頃に感じる、おそらく2、3歳以降の「育てにくい」について考えてみた。

私の場合、娘を育てにくいタイプだと思う、思っていたのは、特に私の指示が通りにくい時、私には理解不能の拘りを異常にしつこく主張してくる時が多かった時だ。

拘りといっても、その場その場のことなのだ、イヤイヤ期、反抗期で大変な子でも、例えば、この日付にスタンプを押そうね、って言えば、ちょっとわからない子でも、3回も言えば、その場所に押すのに、
娘は10回も言って(もちろん初めは他のお母さんのように優しく教えている、が、途中からうんざりしてくる)更に、先生も加わったりしなければ、「たかがその日付のマスにスタンプを押す」という指示すら通らない。

自分はここに押したい!というのがあるのだ。ものすごくしつこく。
嫌と言ったら嫌なのだ、どんなに優しく言っても、きつく言ってみても。

こういう人前でもこうなんだから、家の中ではもっとあった。3歳半までの私のイライラはお察しいただきたい。

言葉は人より早くペラペラになっているのに、理解もだいぶある頃なのに、自分はここにこうしたい!そういう主張がすごく強い。

主張がある、ということは、もちろん悪いことではない。
むしろ良いことではあると思う。
将来的には、協調性を身に付ければ、社会で活躍もできる可能性もあるとは思うが、、。
それはもうちょい、先で良いのに、と思う。

自分の拘りや主張をしつこく執着する子というのは、親の言うことをすんなり聞かないということで、そういう子は育てにくい、って感じられるのでは、と思う。

思うに、親の用意した服をすんなり着たりできる子はそういう、嫌な、自己主張がなく、気質的には育てやすく感じるのではないかなと思ったりする。

少なくとも、もし私に第二子がいて、帽子をすんなり被ってくれたり、こうしてほしい、っていういうのを伝えた時、素直にできる子なら、比べては申し訳ないが、扱いやすい、育てやすい、と思ってしまうと思う。

もちろん親子の相性もあるとは思うが、いちいち、着替えでもこの服は嫌だとか、真夏でも帽子を被らない、とか、食べ物でも嫌いなものは意地でも食べないとか、そういう細かいことが、1日中重なっていけば、自然と注意や指示や衝突が多くなる。
実際衝突しなくても、心の中は穏やかではない。

拘りや主張があればあるだけ、しつこければしつこい分だけ、多分、イライラするし、嫌になるし、扱いにくい、育てにくい気質だと嫌でも思わされることになる。

娘は4歳の今、まだしっかり主張はしてくるが、こちらの言うこともだいぶ理解してくれるようになった。 (それでも児童館時代を知っている周りには性格的には繊細かつハッキリした子と思われている)

幼稚園でも皆と同じ行動はとれているようだし、参観などでも周りを著しく乱す行動はなかったので、、その辺は本当に良かったって思う。

家族にはやたら、特に母親の私にはやたら自己主張してきた、発達障害では特に母親への反抗がウンタラ、と書かれていて、そこも気になっていたのはずっとある。

たぶんあってもすごく軽度かつ、知的にはかなり早くから発達している子なので、これも昔でいえば、そういう性格で親からは扱いにくい子、という部類なのだろう。

言葉が出てきて、理解も深まってくる頃の「育てにくい」って、そういう感じなのでは、と思うのだ。

私と同じように、育てにくいのストレスを感じている人って、毎日小さな主張を繰り返されて、すんなりこちらの言うことを素直にきかないっていうのが多くあることではないかと。

毎日毎日衝突があれば、そりゃ疲れるよな、、。
こちらも譲歩できる部分、できない部分もあるのだし。

うちの娘には主張はきっちりあるみたいだから、優しさ、思いやり、協調性をしっかり教えてあげないと、と思っている。

  • 娘に直接優しい言葉をかけること(身をもって体験させる)
  • 言葉で教えること
  • こんな時相手は周りはどう思っているか、聞いて考えさせること

ついついダメ出ししてしまうダメな母親だけど、心の奥ではこんなことを一応意識はしているんだ。

いつ実を結ぶか、もしかしたら響かないままかもしれないし、それこそ子育てって難しくて、本当に悩みばかりだけど、コツコツやっていくしかないのだよな。

一生懸命畑に種を蒔いたって、出てくるものもあれば、発芽しないものだってある。
発芽しても、それに将来どれだけの実がなるかは蒔いている時にはわからないもんね。

育てやすくはない、それはもう仕方のない部分なのだから。
力で暴力で虐待で育てにくいを押さえつけるのだけは、多分悪い方法だってわかるから、それ以外で模索していくしかない。

毎日で考えるとこちらの対応も最悪だったり、頑張っていたり、アップダウンが激しいから、月単位とか半年とか、一年とか、長いスパンで考えていけば良い。

毎日、自分のしつけや教育や娘に対してのうまくいかなかったことをものすごく反省していたら、そのうちメンタルやられちゃうから、反省はもちろんしても、真面目すぎず、まあいっか!と流す!
それもきっと大事。
特に育てにくいと思ってしまうタイプの子の子育てでは大事な気がする。

もっと早く気付きたかった。気付いても仕方のない部分は多々あるけれど、意識できればそれに越したことはない。

私も改めて書いてみると、自分には真面目に考えすぎて、必要以上に悩んでしまう癖と、早く娘にわかって欲しい、というせっかちな欲があるんだと気づいた。

なかなかうまくいかない時もあるけど、長い目でみて自分がブレなければ、きっと大丈夫と信じたい。