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娘が年中になって始業式の次の日のこと。

ふと年少の時の担任の先生を見つけて、私は笑顔で大きく手を振った。

先生も笑顔で手を振り替えしてくれて、娘も先生に手を振り、お互い朝の挨拶とちょっとした会話をして笑いながら、自分のクラスに向かった。

その途中、今度は年少時、副担任をしていた先生が通りすぎ様、娘を抱き締めていってくれた。

娘を抱き締めつつ、私にはニコっとアイコンタクトをしてくれた。

入園したての時、幼稚園という場所と先生方とまだ馴染めず、うまくやっていけるのか心配だった頃があった。

少しでも娘の様子を知りたいし、先生方に打ち解けたいと思っていた。

毎日毎日の送り迎えの中で、ほんのちょっとの時間だけど、天気のことを話したり、先生がマスクをしていれば、体調大丈夫ですか?とか、娘が何か注意されたことを教えてくれたら、随時ご迷惑おかけしてすみません、どんな感じでしたか?とか、イベントがあれば感謝と感想を話したり。

とにかく聞きたいこと気になること話したいことは自分から話しかけて、先生とちょこまか繋がろうとしてきた。

結果1学期より2学期、2学期より3学期という感じで、笑って気軽に話せるようになり、私の人柄もなんとなくわかってもらえたように感じた。

打ち解けられる相性というのもあったのかもしれない。

私のおっちょこちょいと忘れっぽかったりするのもネタにしながら、娘だけでなく私自身もお世話になりながら、終業式の頃には年中でもこの先生にお願いしたいなあと思ったくらいだ。

終わってみれば感謝しかなかった。

だから、終業式が終わって、クラスの最後の親睦会の時は先生方も参加されたんだけど、楽しく話せたし、ちょっとした隙間の時間に娘の個人的な感想も聞くことができた。

正直、今、私はかなり娘に対しての焦りが出てきていて、とにかくクラスの中でも座っている時に落ち着きがないこと、先生の話を聞いていなくてたまに指示が伝わっていないこと等、心の中でのストレスがすごくある。

完璧なんて人として無理なのはわかっているが、周りに迷惑をかけていないか、それが心配なんだ。

が、その親睦会の隙間時間に聞いた娘という人の印象は、担任の先生も、副担任の先生も、○○○ちゃんは面白いです、たくさんお話してくれて、怒ることがあっても、なんか笑ってしまいます、という明るい感想を下さって。

娘の良いところをちゃんと見ていてくれて、キャラクターをわかっていてくれたこと、本当に有難いと思った。

ああ、私はものすごく心配だったりするけれど、先生方に愛されていたんだなと感じてすごく嬉しかった。

そして、先生とこうして「うちの娘大丈夫かしら」、みたいな話を自然にできる関係になれて良かったし、始業式の次の日の先生方のあたたかい目を見て少しホッとしたんだ。

私にとって1年かけて段々と打ち解けてできた信頼感だけど、きっとこれからも、それは揺るがない。

クラスが違っても、先生はあたたかく見ていてくれると思う。きっと今まで受け持ったクラスの子達それぞれを。

年中の担任の先生とも同じだと思う。

相性は絶対人それぞれだから何とも言えないけど、焦らずに1年を通じて良い信頼関係を築けていけるといいなと思っている。