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2歳の娘が吃り始めた時、吃音をネットで調べて、親として悩んだ。

吃りが始まったとき、気付いたとき、今の時代はインターネットで検索して調べる、というのが当たり前になっていると思うが、私ももれなく検索した。

子供の吃り(吃音)について調べて、行き当たるのはだいたい、二つ。

  • 言葉の発達上の脳の混乱の関係で2~3歳に吃りが出ることが多く、自然に治る。
  • 生まれ持った気質が関係しており、叱られたり怒られたり、何らかのストレスで心が傷ついているために吃りが出ているので、決して叱らない怒らない。

みたいなことだったかと思う。

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2~3歳に言葉が爆発的に増えるので吃りが出てきやすい、ということは両者一致している。

しかし、母親としていつも一緒にいる身として、二つ目の、心が傷ついていて、病気なので、決して怒らずにいなければならない、そうしないと治らないよ、みたいなことをネットで見た時は、いつも一緒にいる人のせいではない、「受けとる子供側の気質」があることを前提とはしていたが、非常に困惑したし、私のせいだったのか、、と、とてもショックだったのを覚えている。

確かに、叱る、怒るはしていた、だって、イヤイヤ期だから。
初めての育児で、しかも頑固で強烈なイヤイヤ期にあって、いつもニコニコして寄り添える人は仏の域か、相当忍耐強いか、もしくは鈍感な人であろう。
私間違っているかもしれないが。。

2歳、3歳とか、叱らないといけない場面なんて、イヤほど出てくるよ。
叱り方か、、、叱り方が悪いのかもしれないが、、。
同じ叱り方、怒り方をしても、吃りがでない子だっているわけだ。
それが、「気質」か。

二つ目の検索にたどり着いたとき、自分が逆に傷つき、悩んだことは、今後のこと。

果たして、我慢や、社会のこと、友達との関わり、そんなことを教えて行かなければならない大事な時期に、叱らない、怒らない、なんでも許してあげて、何故なら、心が傷ついているのだから、という情報を鵜呑みにして良いのか、ということだった。この強烈に頑固で気の強い娘を相手にして。

まあ、多少このブログをもしお読みいただいている方がいればお分かりになると思うが、、私が選択した結論は、今までのまま、自分を変えない。ダメなことはちゃんと叱るし、時には感情的に怒ったり怒鳴ったりもする、ダメな母である。

なぜか。まず簡単に言えば、無理だった、ってのもある。
うちの娘は、気質は確かに臆病で神経質なところもあるが、弱々しいわけではなく、強烈に頑固で、自分以外に向けて大声を出すような気の強さも持ち合わせている人だ。

だから反抗期のこの時期に、私が叱っても怒ってもダメ、となると、自分の感情を殺すことになる。
本当はダメなことをしていても、自分の感情に嘘をついて、優しい母を演じていかなくてはならない。

しかも、いつになれば吃りがなくなるのか、わからない上に、治ったと思って、もとの自分の感情をだせば、また吃りが出る可能性だってある。
自分の感情を抑え続けて自分が壊れちゃう可能性もある。

そんなこと、できる人もいるのだろう。
私にはできそうになかった。意識してみたこともある。だけど、私はやっぱり未熟な人間だし、友達のものを無理やりとったり、いちいちギャーギャーと自分の要求だけを通そうとしつこくしてくる娘に対して、優しく優しく諭したり、ましてや全ての要求を許し続けることは無理だった。

娘のことはもちろん大好きだし、愛している。それは前提として、ワガママでもなんでも許すことが、本当にこの子のためになるのか?

吃りが治らなかったら、生きにくいだろう、困る。

一番近くにいるのは私。

それが私を最強に悩ませた。

自分の人生を振り返って思う。

私が叱らないで怒らないで育てても、いつか誰かに叱られる時はくるだろう。先生かも知れないし、友達かもしれない。外でケンカや仲間外れにだってあうかもしれないし、何かで挫折感を味わうことも出てくるだろう。
「気質」というならば、私が大事に繭の中で優しくあたたかく育てても、いつか自分以外の原因で、吃りが出てくることだってあるのではないか。

そもそも人生って、気質だからって、出会う皆にどんなことしても、あたたかく守ってもらえる、そんなイージーモードってある?ないよね。

いつも気にかけていた。娘が吃ってから、ずっと。自分が怒ることが悪いのか、自分が感情的になるのが悪いのか、ずっとずっと悩んだよ。

悩みながら、無理だった。怒らないこと、叱らないで、どんなことも許すこと。

結果論だけど、今はね、ちゃんとダメなことをぶれずに教えて叱ったり、感情的になったりしたけど、怒ったりしてきて良かったと思っている。
一緒に暮らしていくなら、わかってほしいことはある。人として、苦手なことを許すことはできない、私にだって感情があるから本気で怒ることもあること。

かわいいかわいいや、抱き締めたり、大好きな気持ちを言葉でも体でも伝えて、怒るだけでなく、楽しい時を過ごすこともできていれば、大丈夫だろうと。

そして、気質はもちろんあるんだろうけど、やはり言葉の爆発期における、脳内の混乱だと思っている。



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