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娘か5歳になった。

言葉も色々なところからたくさん覚えてくる。

それでもまだ純粋だ。

この間、大きな公園に行った時、娘は大きな木をみつけて、「あ!あの木、じっとまったくんみたい!」

と言ったかと思うと、きゃー!じっとまったくーん!!と言いながら、その木まで駆けていった。

じっとまったくんとは、おかあさんといっしょの番組で昔月歌だった、木のことを歌った曲のタイトルだ。

イラストは、大きくてモコモコした木にかわいい目がついていて。

娘とじっとまったくんの歌を歌いながらいつも楽しく聞いていた。

少し離れたところから娘の様子を見ていると、その木に手を振ったりしていた。

木を擬人化して見ているのだろうと思う。

そういうところが本当にかわいいと思う。

自転車の後ろにいる時も、風がビューっと強く吹くと、「風さん、強く吹くのやめてください」なんて語りかける。

その木は手を振り返したりしないし、風も返事などくれないのに、娘は純粋に存在を信じているかのようだ。

そんな時、娘をとても愛しく感じる。

幼い子供の汚れのない心、大事に見守りたい。