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言葉がだいぶ使えるようになってきた子供は何かにつけて「なんで?」って聞きたがります。

なんで?なんで?あーーーーうるさい!ってなりますね。

私はもともと娘がナチュラルボーンおしゃべりに生まれてきて、かなりうんざりしてきたので、

なんで?としつこく聞かれてイライラする方のお気持ちはすごくわかる。

おしゃべりもそうだけど、ずっと横で話しかけられるのはイライラするんですよね。

私が「時間がある時に」していた対応を書いてみたいと思います。

子供に「なんで?」と聞かれたら、逆に「どう思う?」と質問して自分で考えさせる

例えば、「リンゴってなんで赤いの?」って娘から聞かれたとする。

そうしたら私は「○○○(娘の名前)はどうしてだと思う?」って聞く。

そうすると自分から答えなくて良いので楽です。

一生懸命子供がその時出した答えは否定せず受けとめて、私はこう思っているよと別の意見も伝えてみる

うーんと悩んで、例えば娘が「リンゴさんは暑いから赤くなったのかな?」と言ったとしたら、「なるほど、○○○はそう思ったんだ、すごいねー」みたいな感じで考えたことを褒めて否定しないで受けとめます。

ちゃんとした答えを教えてもいいけど、本気で答えずにユーモアを大事にするのもアリだと思う

その上で、本当にリンゴが赤くなるシステムをわざわざ調べたりする本気の理屈は、頑張れる時や自分も知りたい時は調べて教えたりしてもいいけど、基本は私はその辺どうでもいい。

(人を傷つける内容や、防犯や命に関わることなど、絶対知っておいて欲しいことはもちろん茶化さずに真剣に説明します。)

想像力を膨らませたり笑わせたり、更に娘に考えさせることが大事だと思っています。

「○○○はそう思ったんだ、ママはリンゴさんは○○○に見られて恥ずかしいから赤くなったんじゃないかと思うよ」とか伝えてみたり。

他人と自分の意見が違うことを教えるチャンスになる

すると娘は多分5歳の今なら「そんなわけないやろ!」とか笑いながらツッコミを入れてくるかと思うけど、それはそれで良いと思っている。

娘も「あれ?ママの意見もそうかもしれない」と思う時は娘も「なるほどー、ママはそう思ったんだね」みたいに返してくることもあります。

わざと娘と違う答えを返すことで、他人は自分の意見とは違うことがある、皆自分と同じ気持ちではないことを自然と学べます。

子供の意見を否定しないことで、将来的に子供も相手の意見を否定せずに聞いてあげられるようになるのではないかという期待もあります。

長い目でみて、コミュニケーション能力をアップさせることができると考えます。

子供の考えたことをすごいねと褒めると、嬉しくなってたくさん考えるようになる 時には大人顔負けの想像力で驚かせてくれる

子供は自分とは違う新しい意見を聞けたことで、更に考えを発展させていくこともあります。

例えば、「やっぱりリンゴさんは夕焼けの赤が体にうつったのかもしれない」とか、「リンゴさんは今は赤だけど、もう少ししたら紫になるかもしれない」とか。

だんだん考えが増えていったりします。

大人が本当のリンゴの赤の意味を教えてしまっても、知識にはなるかもしれないけれど、想像力は生まれません。

子供って大人顔負けの想像力があるから、聞いているのも面白いです。

そうかもしれないね!とか、そんなこと考えてすごい!とか、思わずこちらも本気で笑ってしまうことなんかも飛び出してくるかもしれません。

子供のなんで?をポジティブに楽しく考えてしまおう

私もそうですが、基本的に朝夕や忙しくしている時にこのような余裕のやり取りはできないです。誰だって忙しい時、急いでいる時にはイライラするものです。

そういう時はきっぱり、今は答えられない、今は無理、と伝えます。

娘もそうですが、基本的にしつこいので、無理と言われてその場は我慢できても、また思い出して聞いてくる時があります。

その時は少し時間があれば、上のようなやり取りをします。

一旦、私と意見交換をすることで、自分の質問を聞いてくれた!ということで納得するみたいです。

その時の答えはどんなものでも良い
のです。

私は調べて本当のことを説明する時は、面倒くさそうにしていると思います。

実際自分が興味のないこと知識のないことを、さも知っているように答えるのはかなり面倒くさい作業です。

面倒くさいと思いながら対応して、子供にそれが伝わると更に面倒くさいことになります。

それより、子供の想像力に感心したり、ユーモアで笑わせあったり、目には見えないロマンを感じたりする方が面倒くさくないし、子供の気持ちも満たされます。

そうやって時間がある時に「なんで?」に答えていくうちに、
・一つのことにも人によって色々な感じ方があるということを自然と教えられる
・想像力も鍛えられる
何だか一石二鳥だと私は思っています。

更に言えば、これを繰り返すことで、「親は自分にただ答えだけ教えるわけじゃない」と気付いて、だんだん「なんで?」が減ってきます。

なんで?って言ってきたらチャンスです。

なんで?なんで?をポジティブに考えて、親も楽に付き合っていけたら良いですよね!