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5歳娘と発達検査の後、医師による面談を受けた時のこと。

この日は前回娘が受けたようなテストはなかったのだが、面談で娘が医師の質問に答えていくことが前半にあった。

この医師というのが、大ボスのようなものだということを前回心理の先生に聞いて想像していた。

だから、面と向かってのこの感じは緊張したな。

挨拶も早々に女性の先生が娘に、名前から始まって色々な質問をしていった。

私は隣に座って、部屋が静かで反響する娘の声をヒヤヒヤしながら聞いたり、横顔を見つめたりした。

娘はたまに質問に答えた後、私を確かめるように見たりしていた。

なんだろう、先生は第一印象少し厳しい感じの方に見えたんだよね。愛想笑いみたいな感じはなく、感情に左右されない感じというか。

あれは職業柄わざとやっているのか、性格なのか、割と人の感情が読み取れてしまう自分でも?という感じで得体の知れない緊張があった。

娘は落ち着いて、横から見ている感じだと、不自然にそらしたり、見つめすぎたりすることもなく、割といい感じで、先生の目も見ながら質問に答えていたと思ったら。

幼稚園で何組ですか?という質問に対しての娘の答えが、いかにも娘らしくて、あちゃーと思ってしまった。

何組か?と聞かれたら普通は、タンポポ組です、とか答えると思うんだけど、娘は、

年少の時はスミレ組で、年中ではタンポポ組です

と、年少の頃のことまで話す。いかにも娘らしい。

診断がわかった今から思えば、いかにもアスペルガーっぽいというか。

日常会話でも、2015年の8月にどこどこに行ったよね~、とか普通に言ってくる。少し変わっているのは、多分専門の先生にはものすごく伝わったと思う。

他にも先生は漠然とした質問をわざと娘に投げ掛けるのがわかった。

最近困ったことがあったかどうか?みたいな質問等。

そういうことの受け答えをみて、その子にどういう傾向があるのかを見極めている感じがわかった。

多分、面談を始めて割とすぐ先生は娘の診断は済んでしまったのではないかと思う。

娘の診断の後は、娘には部屋で付き添いの心理の先生に遊んでもらい、私が面談という流れだった。

私の面談の内容は、娘が生まれてから主に4歳くらいまでの傾向についてを足早に聞かれて答えるというもの。

多分ここでおそらく先生は娘と話して頭に思っている診断名を、生育歴を聞くことで再確認という感じだったのかな、と思った。

とにかくなんか足早に質問されて、細かいことまであまりしゃべれなかった。

面談を終えて、しばらく先生が娘の診断書を書いてくださって、再度こちらにお願いします、と私が呼ばれた時。

先程までどちらかというときつい印象だった先生はとても柔和な表情になっていた。いつもこうしているのか、わからないが、私にはこちらの表情の方が安心できた。

その結果が、昔で言うところのアスペルガー、自閉症スペクトラムとのこと。

ただし、私も度々マイルドになってきているということを先生に伝えたんだが、その通り現在は軽度であり、重く考えすぎないこと、と言われた。

知能も非常に高いので、小学校は普通学級で大丈夫、むしろ海外なら飛び級でどんどん進んで欲しいくらい、と言われた。

難しいところがあっても知能でカバーできると言われた。

この感じだと周りの友達を幼く感じることもあるかと思うとも言われた。

股がムズムズするとぐずったり、カメラ目線が合いにくかったり、耳の調子もさほど悪くないのに呼んでも気がつかないことも、その特性に関係していると考えられるとのこと。

そして押しが強くて、いらない情報まで付け加えたがるところがある。脳の処理がデジタルっぽいところがあることなど、私に話してくださった。

こういう知能が高い子だと、あまり周りからは理解されず、むしろ良くできていると外では評価されたりして、お母さんは辛かったりしますよね、とサラッ言われたが、胸の中でそうなんです!過去めちゃくちゃ辛かったです!と叫びながら。

とにかく脳の問題である、育て方ではないということ。遺伝等も関係している。

娘の場合、女の子なので今後コミュニケーションがうまくとれることが重要になってくるので、来年度年長からの療育に申し込みをすると良いかもしれないとのことだった。

ひとまず申し込みして、来年度必要がないと判断した場合はキャンセルでも良いとのことだったので、申し込みをした。

他には半年ごとに医師の面談を30分程度受けることと、小学生になったらWISC(ウイスク)という発達検査を再度受けるということ。

面談での受け答えも娘は小学校1、2年くらいの感じがしたと話してくださった。

田中ビネーの結果プリントを出された時はIQのどこが標準かすらわからなかったが、正常が85~115と書いてあり、表が140で終わりになっていたので、娘の157というIQが高いというのはパッと見てわかった。

だけどまあ、たまたまかもしれない、今だけかもしれない、問題内容と環境と心理の先生との相性が良かったのかもしれない、次回はもっと変動するかもしれない。

田中ビネーVの娘の結果についての詳しい内容はまた別で書いてみたい。

そしてその内容結果について予約を入れれば教えてくださるとのことだったので、せっかく受けたし、とりあえず今度予約してちんぷんかんぷんなりに聞くだけ聞いてみようと思っている。

5歳1ヶ月なのに精神年齢も8歳って、、と思って、娘のことを思った。

娘よ、まだまだ5歳、って思っていたけど、中身は小学生レベルだったんだね、、と。

なんだかミッキーやふなっしーの中身を見たようなそんな気持ちがした。

いやいやまだまだ子供なんだけど。子供っぽいところもたくさんあるんだけど。

お尻が家で自分で拭けないのとか、年齢より幼いし、それは先生も指摘していた。

それも突き放すより、できる限り寄り添ってあげて、予め例えば年長までに自分で拭けるようにしようとか、予定を話して意識させてあげると良いなどの助言をしていただいた。

長くなったので、また別で書きます。