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病院。

あの白衣。

あれを見るだけで、全く何もされていないのに、ギャーギャー泣いて、診察もくそも、先生の声すら泣き声で聞こえず、

「はい、、あ、もう一度お願いします、?」と聞き返すのも限界で、

なんだか先生ごめんなさい!本当にうるさくてすみません!と心で思いながら、あまり何を話されたかわからずに診察がまともにできなかった頃があった。

1歳10ヶ月頃までだったか、とにかく大変だった。

予防接種なり、病気なり、病院へ行くのが本当に辛くて。

そんな娘、4歳を過ぎた頃には小児科の先生に自分から病状を説明するようになっていた。

まあ、子供なりにの説明は頑張っていても、なんか笑える。笑っちゃいけないのに、なんか笑ってしまう。

そんな娘だが、どうも先生によるみたいだ。

小児科の先生には話すのに、耳鼻科では自分から症状は言わない。

この差はなんなんだ。

先生の人柄か?

その小児科の先生は子供をきちんとまっすぐ見てくれる、かなり明るい感じの笑わせる感じの先生で、娘にもその感じが伝わっているのかもしれない。

この先生は私の話を聞いてくれる!みたいなのがあるのかなと思う。

先生は聴診器を当てることを「もしもし」と言う。

娘がこの運動会前にまた鼻水喉咳の風邪になり、この間行ったばかりの耳鼻科にもう一度行くか、小児科に行くか尋ねると、小児科に行く!と言う。

理由を聞くと、

もしもしして、心の元気も確かめなくちゃ!」ですって。

私はずっこけた。

聴診器を当てる意味、心の元気を確かめていると思っていたんだね。

大人にはその発想なかったわ。一本とられました。