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5歳娘は未だに添い寝である。

赤ちゃんの頃からママセンサーが激しかった娘。

そして私の頬をスリスリすることが大好き(拘りともいう)だった娘。

ある日、疲れが溜まっていたのか、若干風邪気味だったのか、口内炎ができた私。

口内炎ってちらほらできると本当に厄介だよね。

その夜の寝かしつけ、電気を消した後の寝る前の娘の儀式、私のほっぺスリスリがなんかちょうど口内炎に響いて痛い!

歯に当たっている感じというか。

娘に伝えた。

私「いてててて!ごめん、今日ママ口内炎ができていてスリスリは無理っぽい」

娘「(ショックを受けた感じで)え、、?、、口内炎って何?

私「口の中にできものができて炎症しているんだよ」

娘「そっか、、、炎症って何、、?」

私「腫れているって感じだよ、スリスリすると当たって痛いんだ」

娘「そっか、痛いんだね、、(心配そうに)大丈夫?

私「うん、ありがとう、スリスリしなければ大丈夫だよ」

娘「そっか、、、、、見たい!!

私「え?」

娘「口内炎がどうなっているのか、見たい!」

私「電気を消したしもう無理だよ、明日見せてあげるよ」

娘「でも、、、見たい、、、口内炎、見たい、、、ママ、本当に大丈夫?」

私「うん、ありがとう、大丈夫だから、口内炎のことは忘れて寝ようね、」

娘「でも、、ママが心配で、、、

私「心配してくれてありがとう」

おお優しい、そんなに心配してくれるなんて、、、

ん?待てよ、、これってもしかして、、いや気のせいだよね、、。

その後、10秒くらい娘は暗闇の中で黙っていた。

そうしたら布団の中から、ささやき声だがものすごく感情のこもった真剣な声が聞こえてきた。

娘「、、、、、スリスリ、、したい!!!

やっぱり!!!

一連の口内炎の興味や心配はもしかしたら、、と思ったが、やっぱり自分がスリスリしたいのを我慢しているからだった。

もう、私はその魂の叫びを聞いた瞬間、おかしくておかしくていたって真面目な娘をよそに、布団の中で声を出して笑ってしまったのだった。

仕方ないので少しスリスリさせたら、スヤスヤと娘は眠った。

自分のほっぺはそんなに立派なのに、私のほっぺがいいなんて意味がわからないと思いつつ、まだまだ子供でまだまだかわいいなあと思ってしばらく心の中の笑いが収まらなかった。