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頑張ろう頑張ろう頑張ろう、と思っていると、頑張れなくなるくらいの壁にぶち当たる。

そういうのの繰り返しの育児だ。

娘の発達障害の事はもう受け入れているとは思うのだけど、本当に受け入れられているってことはどういう状態なんだろう?

本当の受容って?って思ったりする。

だって結局繰り返しなんだもの。

とてつもなくがっかりする時がどうしてもあるんだもの。

娘は成長しているようで後退しているのか!とか思ったりする時だってあるんだもの。

そんな時ふと娘の赤ちゃんの頃の写真を見つけて。

たくさんたくさんある写真。

まだまだ赤ちゃんだったなあ、可愛かったなあ、大変だったけど、やっぱり可愛かったんだなあと。

生まれたて、ねんねの頃、おすわりの頃、はいはい、よちよち歩きの頃、イヤイヤ期一歩手前の頃の写真を冷蔵庫に貼ってみた。

それをまじまじ見ていたら、娘って成長しているなって嫌でも実感できた。

あの頃伝わらなかった言葉は伝わるようになったし、走ったりスキップしたりできるようになった。

文字を理解し書けるようになった。

泣いてばかりいたのに、ギャグなんか言ってくるようになった。

一丁前に親に交渉してくるようになった。

まま、ママ、ママ、じゃなくてもお友達と勝手に遊ぶようになった。

自分で着たい服を選んでコーデするようになった。

あんなに水を嫌がっていたのに、この間なんて湯船に顔をつけられるようになった。

ああ、この子成長してきたんだな、そう思えることのありがたさ。

どうしても周りと比べて苦しかったりする時もある。

この世には皆がいて自分が居るように、娘の周りにもいろんな皆がいて、娘がいるから。

成長は周りと比べずにその子の少し前と比べろという。

だけどなかなか難しかったり。

そこで強制的に娘の昔の写真。

あの頃には戻れないけど、ぶつかりながら不安になりながら一生懸命育ててきた自分は頑張ってきたなって。

娘もそんな母と一緒に頑張ってきたんだなって。

悪くない。

落ち込んだって喧嘩したって仲直り。

頭にくることだって、またすぐあると思う。

相性かなって悩んでしまう。自分が母なのがいけないのかなって悩んでしまう。

そんな日々だってまた「いつかの日々」になるんだろう。

抱っこしておんぶしてまた明日。

娘の昔の写真を見ながら、また頑張ろうって思えた。