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たまにはぐだぐだしていたい。

目覚ましの音を消して、気が済むまで寝ていたい。

そんな日だってあるじゃないか。

母だって、たまには誰にも起こされずに寝坊したい!

そして起きたら、温かい朝食なんか出てきたりして、、そんなわけはないんだけど。

もうどうしても疲れて疲れて起きられなくて、内心起きなきゃ!と後ろめたさでいっぱいになりながらの、ぐだぐだの朝。

6歳娘はもうとっくに起きている。

昔なら、私が具合悪いとか関係なく、自分が起きて私が寝ていればお構いなしにとんとんしてきて、

「ママ!起きて!起きて」と手を引っ張られたりしたもんだ。

自分で先に起きて、一人で何かごそごそ作ったり、テレビを見ていたり、できるようになったことは本当に本当に成長だ。

昔の苦労を考えれば、今は極楽みたいなもんだ。

無理やり起こされることはなくなったけど、やっぱり起きられないことは申し訳なく思ったりする。

母だってそんな日があっていいと頭では思うのに、心が開き直れない。

いつもより休んだけど、心からほっとして休めたわけじゃない、気がする。

そんなのあほだ。ただのあほだ。だったら、開き直れば良いものを!私の心のばかばかばか

朝から布団の中でモヤモヤしていたが、やっとのことで起きて娘のところに行く。

「おそよう」
(早くない時は、おはようでなくおそようと言う私)

すかさず、「おはよう」と言って私のところに向かってくる娘。

「ママ~、ピカチュウがなんたらかんたらで、サトシとなんちゃらがなんちゃららしくて、なんたらかんたらなんだけど、ママもこれ読んで!」

え?

(朝イチでいきなり訳のわからないことを長々話されたあげく、ポケモンの本を無理やり渡された私の心の声)

これが私が「おそよう」になった時の娘との朝の流れだ。

待っていた分、私に伝えたいことがたくさんあって、私が寝起きでポカーンとしているのに機関銃のごとくしゃべりまくる娘。

あのー、ゆったりした静かな朝がいいんですけど