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今の時代、昭和のように、もしくはそれ以前のように暮らせと言っても無理じゃないかと思う。

手紙ひとつ出すにも飛脚を使えって言うのは現代社会にはマッチしていない。

大人でも一旦便利になったものを手放すことは難しい。

好奇心旺盛な子供なら大人が普段使っているものに興味が出て当然だし、どんなに節制しても街に出れば目にするものを見るな興味を持つなと言っても無理だと思う。

それこそ大人のエゴではないかと思う。

子供にYouTubeやスマホを見せることは悪いことではないと思うけど長時間使用や気持ちの切り替え我慢ができない、依存している場合は親の忍耐とタイマーが有効。発達障害児にも有効。

世の中はめまぐるしく変わっていく。

簡単に火が使える時代に、摩擦を利用して火をおこし毎日料理する人が見当たらないように、使うものも遊ぶものも進化していっている。

昔は良かった、ということもたくさんあると思うが、2000年を過ぎた今に1000年頃の思考と生活のままではある意味奇人である。

子供の遊びも進化して当然だと思う。

大人がこれだけスマホやパソコンを使っているのに、子供には触ってはダメ見てはダメっていうのは子供にとって理不尽に感じやすいものだ。

何故か親は(私は)デジタルのものを子供に使わせることを躊躇してしまう。この罪悪感は何なんだろう。日本人特有の保守的な考えの基本があるからかなあと思ったりする。

罪悪感はあるけれど、日常に溶け込んでいるスマホやパソコンやテレビ、子供に見せない生活って本当に難しい。

親が使っているものに興味があって当然だから。

子供の前で全く見せないように生活していくのも職業によるかもしれないがかなり難しいと思う。

先に書いたことを考えてみると、時代は変わっている、ここに来て急速に変わっている。どんどんデジタル化している。

自分たちの子供時代と全然違うということが、親を不安にさせるんだと思う。

それは意外と幻想だったりするんじゃないか、写真を撮られると魂が抜けると考えられていたような感じで。

時代によって遊びは変わる、戦後のコマやカルタで遊んでいた時代とは私の子供時代も違うし、変わって当然なんだと思う。

今やテレホンカードやポケベルが懐かしいように、今の子供の最先端のデジタル遊びも10年後には懐かしい遊びに変わっていることだと思う。

だからそう考えるとスマホやYouTubeを子供に見せることは別にそこまで罪悪感を感じなくても良いのではないかと思うのだ。

現代の子供には現代の子供の遊びがある、かといって昔の遊びに全く興味がないかと言えば、コマはコマで遊ばせてみると楽しそうにするし、砂場やブランコやすべり台、水遊び、葉っぱをすりつぶしたり、お絵描きしたり、ボール遊びやかくれんぼも子供は大好きだ。

子供がYouTubeを見たりスマホを使うことで出てくる問題点

子供がスマホやYouTubeを長時間使用するとなると出てくる問題点で厄介なのは、目が悪くなる可能性が出てくること。親としてはできるなら良かった目を悪くしたりはしたくない。

あと、やめられなくなるほど依存する状態になるのが困る。そればかりに執着するのが困る。やっぱりこれなんじゃないかと思う。

特に幼児の場合「我慢する」ということができにくい。(発達障害が絡んでいると特に我慢が難しくなったりする)

我慢ができない歳頃っていうのはあるよね。

1、2、3歳、脳の発達がまだだから、自分の気持ちを制御することが特に健常でも難しい。イヤイヤ期、魔の3歳等、扱いが難しい時期だし。

母親だってとってもとっても疲れる時期だ。精神的にも肉体的にも疲れきってくる時期だ。スマホやYouTubeに頼れば少しは休憩できるかもしれない。それを悪とも私は思わない。

動画にはお世話になった。1歳では見せていなかったけど(テレビは見せていた)、2歳3歳って只でさえ癇癪を起こしやすい時期。動画やスマホは便利だけど、もうやめよう、と言っても「いやー!」となる。ギャーギャー泣き叫ばれる。あまりのうるささに面倒だからとついつい長時間見せてしまったり。

その内、暇さえあればYouTubeやスマホを見たい!と要求されるようになり、それがイライラの元になったりする。

いつも子供の言いなりにならないように気をつけたい、例えば外出中や誰かと一緒にいてもしょっちゅうスマホを見せたりするのは親もスマホに依存しすぎているかなと感じる。

だからまず、スマホやYouTubeを子供に見せるには覚悟か必要だと感じる。

けれど現実はかなりの覚悟が必要なのに、あまりにも手軽で何も考えずについつい見せてしまいがち。でもそれが現代の自然な流れなんだと思う。

大人も興味があり面白く依存しがちだし、子供は面白いものはずっとやっていたい純粋な気持ちがある。

簡単に渡してしまったはいいものの、子供はすぐ約束の時間を守れたり我慢できるようにはならない。

使用させる覚悟を意識しないまま、やめさせる覚悟が必要でそれが大変なパターンだ。

言葉の理解が進んできたけど我慢がまだできない頃に有効なのはタイマー!タイマーで切り替えと我慢を学ぶ

うちの娘は6歳の今でも時間を忘れそうなくらい熱中しそうなゲームや動画にはタイマーを使っています。タイマーの有り難みを実感中です。

2、3歳で苦労しながらもタイマーのおかげで切り替えや我慢ができるようになったと感じている。

特別なタイマーじゃなくていい。うちは100均のキッチンタイマーだ。

スマホも貸す前にタイマーを用意し、例えば30分だけね、とか時間をセットして、ピピピが鳴ったら返す約束ができるなら貸してあげる!と条件をつけます。

最初は返すのが嫌でギャーギャーなるかもしれませんが(いや、大概の子は泣いたりすると思う)、その時は、、方針にもよるかな。

大人にもキリがいい悪いっていうのがあるので、子供にもそういうのを認めても良いと思う。ただ、時と場合と状況にもよるけれど。そこは大人が判断する。

じゃあ、あと○分だけ良いけど、それが守れなかったら○日間はスマホなしねとか決めて、本当に守れなかったら絶対決めた日数は渡さない、というのを繰り返していく。

親も我慢してちゃんとぶれずに約束を守ること、でないと子供は最初だけ我慢すれば○日しなくても親が貸してくれると学習してしまうから、そうならないようにしたいものだ。

こういうことを繰り返すことで我慢もできるようになっていったような気がします。

何度も書いてしまうけど最初はギャーギャーで本当に大変なんです、、そこは後が楽になると思って心を鬼にして頑張るしかないかもしれません。

子供もその内タイマーがなることを意識し始めます。楽しいことにも終わりがあることを学んでいきます。

我慢や約束が守れたら褒める!

約束を守れたら褒めて褒めて褒めまくります。

泣いてダダをこねて思い通りになるということを子供が学んでいくように、泣いても思い通りにならないことを子供に学ばせます

少しずつ、我慢できたことを小さなことからでも褒めていくと、成功体験が成功体験を呼んで、我慢できる自分って偉い!って意識が変わってきます。

小さなことを褒めるって具体的には、前より泣く時間が少なくなったね、とか、何回か猶予を与えてしまっていたのを、1回だけの延長時間でやめられたね!とかそういうことを成長として認めていくってことです。

やめた後に別の遊びを一緒にするとか、興味を逸らす必要も出てくるし、最初からは上手くかないので特にいつも一緒にいる親は大変だと思います。

我慢させることに成功していたのに、たまに接する父親や祖父母がそれを許しに許して結局振り出しに戻ったりとか、、それを頑張ってまた軌道にのせていくのが大変だったり、、ね。

まあ何事もきっちりいかないことも多々あるので、仕方ないことは許しつつ、タイマーで時間を意識させ、できたら褒めることでゆっくり成長してきて変わっていきます。

そのうち動画やゲームも上手に付き合えるようになってきます。やめる時も泣いたりしなくなります。

未就園児の場合、いずれ幼稚園などに行った時には、○○の時間などと自分の気持ちではない部分で切り換えが必要になってくるので、タイマーで終わりの時間を決めて我慢させることは今後のためにも役に立つかもしれません。

(切り換えが苦手な子の場合は集団での行動が難しくなったりする、幼稚園で経験を積めば変わっていきますけどね、)

スマホやYouTubeは子供が熱中してくれて親としては助かる部分もある、だけど執着してやめさせるのが大変で苦労している、そういう時にタイマーを利用して我慢・切り替えを教えながら、上手に付き合っていけたら良いですよね!
応援しています!