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常位胎盤早期剥離で死産(1)、私が経験した主な症状は腹痛→低体温→出血→瀕死の状態へ。妊娠中に腹痛が起こったら注意して欲しい!

死産に関する記事ですので、苦手な方は読まないでください。

この時期が嫌いだ。特に太陽のない寒い曇りの日が嫌いだ。

あの恐ろしい常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)が起こった悪夢のような日と同じだからだ。夢だったらどんなに良かっただろう。

8年経っても未だに気持ちが暗くなる。特にその日の前1ヶ月くらいが辛い。

息子の命日を過ぎてしまえば、1ヶ月もしないでまた気を取り直せるような感じが毎年している。何故かはわからない、毎年そんな感じだ。

だから私にとって秋は大好きな季節だったのに、どうにも精神が不調になったりする。

心の奥深くで誰にも見せないようにしているものが、表に出ようとしてくるみたいで、その心の葛藤を抑え込むだけでいっぱいいっぱいになってしまう。

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憂鬱な秋。でも外では笑っている。

この季節が寒い曇りの日が嫌いなんだ!本当は悲しいんだ!叫びだしたいほど辛いんだ!そう感じていながらも、何事もなかったかのように暮らす。

誰かに迷惑をかけないように、なるべく悲しみを表に出さずに暮らす。人と距離を保たないと辛い。この重すぎる気持ちが外に吹き出したら嫌だから、なるべく一人がいい。

常位胎盤早期剥離を経験する人は少ない。妊娠したからといって、それになるかも知れないと怯えながら暮らす必要はない。

私が持っていた妊婦のための本にも、胎盤早期剥離については気にするべき病気の欄の最後のほうに極わずかしか記述がなかったと記憶している。

確率的にも少なく、この現代医療の中においても原因が不明のために、予防(※記事最後に補足有り)というものはできない。

それは経過が順調であったのにいきなりきて、お腹の中の赤ちゃんの命も場合によっては母親の命も簡単に奪ってしまう。

ただただ恐ろしい病だと感じる。ここの部分を詳しく詳しく妊婦さんに説明していると胎教にも良くないと感じるくらいだ。

でも実際に経験した者としてどういった症状があったのか、記憶の限り体験を書きます。

常位胎盤早期剥離を経験して 注意して欲しいのは腹痛 絶え間なく続く腹痛からの出血

常位胎盤早期剥離を経験して どのように起こったか

先にも書いたように、私も例外でなく妊娠の経過は順調だった。妊婦健診でも異常は一度も出たことがなかった。

ただその時の妊娠は異常につわりが長引いて、ひどい時は寝込み、ピークの時期を過ぎてからも、なんとなくつわりっぽい不調がずっとあったが、特に産婦人科的に問題になるようなことでもなかった。そういう妊婦さんもいるというくらいのものだった。

体重も順調だったし、エコーでも問題なく、普段の尿検査その他受けてきた検査には全く問題がなかった。

それなのにあの薄暗く今にも雨が振りそうな曇りで気温もいつもより少し下がった日に突然それは起こった。

ちょうど出産予定日から1か月前の日だった。後少しでお腹の息子に逢えるんだなと感じていた日だった。

妊娠後期になればお腹も大きくなり、その日はなんとなくだるさもあったので朝から布団に横になっていた。でも別にそれが特別具合が悪かったかといえば全然そうではなかった。

妊娠すると、お腹が張るというのを感じたりするのだけど、それとはまた違う、張りながらもお腹の奥の方にキリキリじんじんとした痛みがトイレに行った後に初めて意識できた痛みだ。

あれ、おかしいな何か少しお腹が痛いな、と感じたので、少しまた横になった。まだそこまでの異常だという実感がなかった。

妊婦によくある便秘なのか?と最初は思った。お腹で詰まってしまってこの腹痛になっているのか?とか。

妊娠前の普通の腹痛や生理痛と考えても、特別救急で行かなくては!というほどの腹痛では最初はなかったように感じたので我慢した。

この段階でもう胎盤はどの程度かわからないけど剥がれていたということになる。だけど、普通は多少の腹痛でいきなり救急車を呼んだりしないと思うので、ここの判断がこの病の非常に恐いところだと感じる。

便秘と勘違いしてしまいそうなくらいの腹痛から始まり、まだ大した痛みではなくとも実は体内で危険な状態になっている。外から見えないので、自分での判断が難しい。

これは自宅でなってしまったら防ぐことは難しいかもしれないと、今冷静になってみても悲しいけど感じる。

何が悪かったか、運なのか。

しばらく横になって安静にすれば治るかと思ったのに、その痛みは止まることがなかった。

まだ耐えられる痛みの時に一度産院に電話をした。なんとなく時間の記憶、15時台だったような記憶、受付から引継ぎで助産師さんなのか?私より年配の感じの女性が電話に出た。

私は、お腹が痛いのですがどうしたら良いですか?というような感じだったかな、もううろ覚えだけど、そうしたらその助産師さんは本当に面倒くさそうな声で「お腹が痛いって便秘なんじゃない?トイレに行ってみたら?」みたいな感じだった。

忙しいのに便秘の腹痛くらいで電話かけてくるなよ!そういう雰囲気だった。

やっぱりこれは便秘による腹痛なのか?言われるがまま反論するわけでもなく電話を切った。

トイレに行ってみたけど何も出ない。少したってもまだ痛みが続いていて、30分くらい様子をみたかな、心なしかだんだん痛くなってきた。

これは陣痛なのか?初産だったので陣痛の経験がない。なので、出産の時の陣痛の痛みがどんなものだか想像でしかなかった。

でも、何か勉強して聞いていたのとは違うような感じがする。最初からずっと止むことなくこんなに痛むことなんてあるんだろうか。

何分横になっていただろう、治るかも知れないという期待で様子を見ていたような気がする。

その間に頭では色々考えた。最終的になんだかわからないけどこの痛みは何かおかしいと思い始めて、急いで夫に連絡した。お腹が痛い、もしかしたらすぐ病院に行くことになるから急いで戻ってきて欲しいと。

だんだんいてもたってもいられないくらいどんどんお腹が痛くなってきて、そうかと思ったらひとり家の中で凍え始めた。

とにかく寒い。痛くて寒くなってきた。私は寒い寒い、と言いながら暖房を30度に設定した。それなのにまだ寒い。

今考えると悲しいがこの時既に私のお腹の中ではついていた胎盤が剥がれ、お腹の中で大量出血していたと考えられる。だからあんなに寒かったのだ。

暖房を30度にしても、寒い寒いと言いながら服を大量に着込んでも寒くて仕方なかった。

お腹が痛い、とにかくお腹が痛い。これはおかしい。

そしてどのタイミングだったか忘れたけどもう一度電話をかけた。

便秘の痛みじゃないかもしれないと掛け合った、陣痛なのか初めてだからわからないとも伝えた、その時もまた同じ助産師のおばさんだったけど、それはそれはひどい電話対応だった。

もう話し方からひどかった。一人の大人として社会人だった人間として、ありえないくらいの対応をされたのは後にも先にもあの時が初めてだった。

はあ?陣痛だったら右が痛いとか左が痛いとかあるでしょ?あなたの名前は?ちょっと待ってて、(待たされる)、○○さんなんて人はうちにはかかっていないみたいですけど?(そんなはずはない)、明日は産院が休みだから明後日かけてきな!みたいなことを言われたんだ。

この人の気持ちが電話で私に伝わってきた。もう夕方でやっと仕事が終わりそうなのに何腹痛くらいで騒いでるの?面倒事はゴメンだから、もう私は今日は終わりにしたいから、これ以上今日の仕事を増やさないでくれる?みたいな激しい自分勝手な気持ちが。

明日休みだから明後日?出産ってそんなものなの?これが陣痛でも病気でもそんな対応なの?人の命を預かる場所じゃないの?本当に医療に関わっている人間なの?

別に私の電話は喧嘩腰ではなかったし、至って普通に真面目に、もう声も力なく小さくなってきてはいたが、そんなひどい対応をされるくらいの物腰ではかけていない、助けてくれ、という気持ちでかけているのに、おばさんにはまるで届かなかった。

せめて、お腹が痛くて続いているなら今すぐ病院に来て、と一言言ってくれたら。

テンパっていたのできちんと時間を見られなかったけど、おそらく16時くらいになっていたとは思う。

その電話をしている最中だったか、夫が帰宅した。私は怒りに震えていた。もう本当に寒くてそこにいるだけで精一杯な感じだったけど、震えるくらい頭にきたのを覚えている。そんなひどいことを言われて、産院自体を不審に思った。

でも夫が帰ってきてくれたことで不安と痛みと寒さの中で少しだけほっとした。

電話を切ってまたトイレに行った。すると今度は信じられなかった。私は出血していたのだ。

トイレが赤くなっていくのを信じられない気持ちで見ていた。頭が真っ白になった。もう駄目だ。きっとこれは駄目なんだ。

でもまだ信じたかった。息子に心で語りかける。お願い、お願い、大丈夫かと。

夫にトイレから血が出たことを伝えた。夫はどういう意味だったかわかっていなかったかもしれない。

急いで妊娠中には使うことのなかった生理用ナプキンを使い、また産院に電話をした。

すると繋がったのはまたあのおばさん助産師だった。私が出血したことを伝えると、いきなり誰かに電話が替わって男性の声になった。説明するとすぐ、

「今すぐ来た方がいい」と言われた。

私は痛くて寒くて朦朧としながらも自分の足で歩き、産院から出産予定1か月前までには出産準備セットを用意するようにと言われていた、そのセットを持って車で夫と産院に向かった。

ーーーーーーーーーーーー(2)に続きます。

胎盤早期剥離の症状 実体験よりまとめると

お腹が痛くなる
最初は我慢できる痛み
(痛みは胎盤の剥がれ方によると思われます)

便秘等と勘違いされることが多い
(産婦人科に勤める人でもその腹痛が胎盤早期剥離だとはすぐは考えない)

体内での出血のため、自覚症状は腹痛以外ない
(痛くなったり痛くなくなったりの断続的な痛みでなく、絶え間なく続く痛み)

寒気を感じる、体温が下がる
(体内で出血多量になっており大変危険な状態、意識不明になればそのまま死亡する恐れがある)

出血
(命の危険がある)

腹痛に気がついた段階ですぐに胎盤早期剥離だとわかり、すぐ手術できるような病院にいた場合は、胎児も胎盤の剥がれ方等にもよるけれど助かる可能性もあるかもしれません。しかし、助かったとしても何らかの障害が残る可能性も高いです。

自宅で腹痛に気がついた場合、これも胎盤の剥がれ方とすぐに病院で対応してもらえるかにもよるが、残念ながら胎児が死亡してしまう可能性が高い。出血多量になれば母子共に命の危険がある。

なんの前触れもないことを考えると恐ろしい病気だと改めて痛感する。

妊娠中に気になる腹痛の症状が出て続くようならば、最大限警戒して欲しい。便秘などと勘違いされやすいので、自分でも判断が難しいけれど、止まない痛み、しばらく様子をみてもだんだん痛くなるようであれば、すぐかかりつけの産婦人科に電話して診てもらって欲しい。

私は不幸中の幸い(この言葉が本当に苦しい)で助かったけれど、出血多量で意識がなくなっていれば誰にも連絡することなく自宅で死んでいた可能性があった。

この病気は一分一秒が命に関係するので、何度も書くけれど、これはおかしいなと思ったらかかりつけの産婦人科にすぐ電話して欲しい。間違いで便秘だったら、それはそれで安心できる。

どうかどうかこの病が出産を望んでいる全ての女性に起こりませんようにと、心から祈っている。

※常位胎盤早期剥離の予防の件
この病気に予防はないと初めの方に書いたけれど余談として書けば、私はその死産後、娘を妊娠中の時に、効果はあるかわからないとはっきり言われたが、「お守りとして」飲んでいた血液サラサラになる系統の薬を(確かそんな感じのもの)を主治医のすすめで出産ギリギリまで飲んでいた。

これは本来健康な妊婦なら飲まなくて良い薬だ。多くの妊婦さんなら余計な薬を飲むことで胎児への影響があるかもしれないことを気にしながら生活されると思う。

私も薬を飲むことには全く抵抗がなかったわけではないけれど、信頼する医師のすすめだったのでお腹にいる娘が無事に生まれてきて欲しいと心から願いながら飲んだ。

結果はその薬のおかげだったのか運だったのかわからないが、死産した時に息子を取り上げ出血多量で死にかけた私の命を救ってくれた尊敬できる医師のもと、無事娘を取り上げてもらうことができた。

先生には今も感謝しきれないくらい感謝しています。



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4 Responses to “常位胎盤早期剥離で死産(1)、私が経験した主な症状は腹痛→低体温→出血→瀕死の状態へ。妊娠中に腹痛が起こったら注意して欲しい!”

  1. […] この記事は「常位胎盤早期剥離で死産(1)」の続きになります。 […]

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