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タイトルの通りだ。

服の拘りが年々変化している。

女の子でも色々好みがあると思うけど、うちの娘の場合の変化を綴ってみたい。

娘の服の拘り、年齢により変化

ピンクばかりに拘り、下手したら全身パー子さんか?というくらいだった娘。当時2、3歳か、、懐かしい。

3歳半ばくらいからだったか、その前からだったか、とにかく水色が好きに変化。

水色から青系(淡い紫もミントグリーンなんかも)が好きだ、その「好きな色の基本」は、今も変わっていない。

多分本能的に娘は水色~青系が好きらしい。

ただ、着るものの色に特にこの5~6歳、変化があらわれた。

特別な色への執着が明らかに減ってきたと感じる。

そりゃ、茶色やオリーブグリーンやらはよほどのデザインでないと欲しがらないし着ないけど、着られる色の幅が広がったというか。

色の拘りに飽きてきていて、服のデザインや、大人っぽさ、長さ、重ね着、そういう部分に拘りが変化してきた。

6歳の今、黒や白、グレー、ネイビーなんかも平気で着るようになった。あんなにカラフルだったのに

柄に関してもそうだ。

突然シンプルなのが欲しい、無地のTシャツが欲しいと言い出したり。

無地とか、2年前の娘なら、全力で拒否されているものだよ!

女の子らしい柄が好みなのかとずっと思ってきたのに、突然好みが変わられても困るんだけど!
(まだサイズ的に着られる服もそっぽを向かれる)

理由は無地の方が大人っぽいから、みたいな感じだった。ほー。そんなこと考えるようになったか。

そして、無地とか大人っぽいとか言ってみたって、基本はお姫様願望強い。

ドレスみたいな長さのスカートに憧れが。

フリフリやチュールスカートが好きだ、それも長ければ長いほど良いみたいだ。危ないからTPOにもよれど、満たせる時はその願望を満たす。

その結果、本人にとってどうでも良い日は、「ママが服選んで~」と言うことまで出てきた。超適当。

そのかわり、拘る日はとことん拘り、チュールスカート二枚重ね、トップスの下からフリルチラ見せ、靴も本人の拘り、、みたいなことになる。

その重ね着、すごく太って見えるよ~!と言うのだが、そう?と言って気にしない。まあ、好きにすれば良いさ、、となる。

小学校に入ったら、普段はそんなの無理だから、今は思い切り楽しむが良いさ。

今まで変わってきたように、また好みは変わるのだろうと信じて。

着心地についても、拘りは多少あったタイプだ。

自閉的拘りなのか、子供的拘りなのか、ズボンに関しては肌当たりがやわらかなものを好み、ストレッチが効きにくくかたい着心地のものはほとんど穿かなかった。

最近まで(!)、ユニクロベビーの100サイズの男の子用やわらかジーンズみたいなボトムを愛用していた。

あれいいんだよね、、すごく重宝した。

ユニクロさん、なんであのやわらかジーンズ、サイズ100で終わりにするかな。

ベビーを卒業して、ガールズ用のボトムになると途端に生地がかたくなって、わずかなストレッチになり、、しかも裾がすぼまって伸びないので足が通りにくく自分でささっと穿きにくいので、買ってみても当時は嫌がってほとんど穿かなかったよ。

フルレングスがつんつるてんの七分丈になっても、お気に入りのそれを穿いていた。

あのベビージーンズを大事に穿く娘のことを、よほど穿き心地が気に入っているんだなあと、かわいらしいなあと、思って見ていたよ。

そんな6歳のある日、大事に穿いていたそのベビー用ジーンズが、本人ももう無理だと諦めるくらいきつきつになって、ついに卒業したんだ。

擦りきれるくらい穿いたんだけど、丈夫だった。毎日穿いていたわけではないけど、3年半くらい娘と共に過ごした。

あれは思い出たっぷりで捨てられそうにない。大切に取っておこうと思う。

今は代替えとしてマザウェイズで同じような生地のジーンズ風ズボンを見つけて、それがお気に入りのようだ。

ユニクロで150まで作ってくれたら、娘が欲しいと言う限り、ずっと買いたいくらいだよ。

6歳からは、かたいズボンも穿けるようにはなった。そんな日が増えてきた。我慢できるようになったんだな。

ユニクロのかためのガールズのボトムも大丈夫になってきた。

服だけでもここ四年くらい、色々な成長があったんだな。

昔昔、ピンクを着せてもらえない子供の話を書いたんだけど、その後その子は私が知っている限り、親の前では結構我慢した状態で育っていたように感じた。

多分自分の願望を殺して内心は嫌な部分がありつつも、親にあわせるということをしていたと思う。繊細なところもありつつすごく優秀な子なんだよ。「できる」子なんだよね。しつけもすごく頑張られたんじゃないかと思うし。

それが、成長するにしたがって、複雑な反抗期のような、少し(親に対しての)愛情表現が屈折していったように私には見えた。親と目をあわせなくなっていくようなさ、。諦め、というのかな。

好きだと言っているものを認めてやることは、その子のことを否定しないことだ。

規則や長年使うもの、高価なものは親の意見が入っても良いと思うし、自分もそうするタイプだけど、日常の小さなことから細かく親の趣味を押し付けることは、知らず知らず小さな心に負担をかけ、反動として別の部分で出てくるのかもしれない。

着るものだけの話じゃなくて、それは全般的にもいえる。

普段から何かにつけて他の子より色んな自由を制限されていたというかちょっと厳しいところがある印象で、楽しい愛情表現が少ない真面目な人の印象だったので、もう少し笑いのある子育てならまた違った成長になったかもしれない。

拘りがある親のもとだと子供も子供なりに苦労するのかもと。その方はきちんとした人だし、子供も悪くないだけに見守りつつもなんだかもどかしかった。

でも私なんかが変に心配しなくても、その子はその子なりにうまくいかない部分に折り合いをつけながらたくましく生きていくんだろうな、それができる子なんじゃないかとも思う。

いつも一緒にいたわけでもないし、相談されたわけでもないのでこういうのは余計なお世話なんだけれども。気持ちが見えちゃうんだよな、。

私もある部分ではつい自分の理想を娘に押し付けているのかもしれない、ふとそう思って苦い気持ちになる。もっとゆるくてもいいんだ、気を付けなければ。

満たされない子供は深層心理にその満たされなかった拘りをもったまま大人になり、親に隠れて満たす日がくるか、そういうものを身につける人持っている人を嫌悪していくことになるかもしれない。

幼い内からその子なりの好みがあるのなら、程々に満たしていくことも明るい成長に繋がるのではと感じる。

(障害で服に特に拘りがある場合は別と考えます)

イライラさせられたり、恥ずかしい!と思うこともあったが、どうなるのだろう?と見守ってみた結果、個人差はあるかもしれないが、年齢と共に拘りは穏やかになって変化していくことがわかったので、そういう拘りに悩んでいる方の参考になればと思います。

単純にこの先も娘がどんな服をかわいいとか着心地が好きと思っていくのか、そういうことが私には面白くて興味深い。

また変わってきたら書きたいなと思っている。