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もう6月か。

娘は泣いたりする日もあるけれど、元気に楽しそうに小学校に行っている。

お友達と遊ぶことがいよいよ本格的になってきたと感じる。

もちろん未だにママパパ大好きではあるのだけど、心が段々親だけよりお友達にも向いてきて、そこが楽しくなってきているのが伝わってくる。

ママも好き、、だけどお友達と遊びたい!みたいな感じだ。そんな雰囲気なんだ。

一人っ子で普段からも人との関わりを求める娘だけに、幼稚園と違い、親と離れた場所でのびのび遊べることは私にとっても彼女にとってもメリットがあることだ。

学童みたいなもので学童ではないんだけど、小学校で放課後職員の方が見守る中で遊べる場所があり、そこに登録したら、ほぼ毎日行きたがるようになった。

何が言いたいのかというと、嬉しいけれど少し寂しい気持ちってこと。

娘が結婚して出て行くっていうのはこういう感情かなって、全然まだ先もある話なのに、自分の親の気持ちになってみたり。

巣立っていく感じというか、幼稚園とは違うなあって本当に思う。親の手からどんどん離れていく感じだ。

娘が帰ってくる夕方、校門まで迎えに行った。

一人でも帰って来れるのだが、夕方だとやっぱり心配で。

どんな風に歩いて帰っているのか気になって。

私は娘が私から離れて歩いているのを見るのが好きだ。

お友達と一緒だったり、列に並んでいたり。離れてみるときゅーんとする部分がたくさん見られるんだ。

向こうから娘らしい姿が歩いているのが遠くに見えた。

瞬間、私だと気がついた娘は突然私に向かって勢いよく走り出した

ママ!そんな声が聞こえそうだった。

私も早く娘のところに行きたかったが、交通量のある道渡るところだったので、左右を確認していた、やっと渡れると思って前を見ると、地面にうつ伏せになっている娘がいた。

どうやらその左右を確認している間に思い切り転んだらしい。

あ、ママ!→ダッシュ、そしてすぐコケるという。

道行く女性に大丈夫?とかおそらく声をかけられているところを遠くに見ながら、娘のところに急いだ。

怪我は少し擦りむいたくらいで大したことはなさそうで良かったが、娘が手に何か握っていて

娘は立ち上がると、ちょっと痛そうなアピール(演技がかっているように感じてしまうのだ)でハアハアしながら、はい、と、それを渡してきた。

それはこれだ。

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じーんとしてしまった。

あんた、いい子だね。私には勿体無いくらいのいい子だね。

小さな小さな手紙を読みながらそう思った。

字がうまくなってきたなあと最近思う。先日まで鏡文字を書いていた人は誰だ。

しかも小6と中3て具体的だな、、。大したご飯作っていないけど、、うう嬉しかった。

その手紙をお守り代わりに財布に入れておくことにした。

朝から夕方まで、娘と離れる時間、私も今娘何しているのかなって思い、娘も放課後私に手紙を書いてくれたんだな。

それを早く渡したくて走ったらコケちゃったんだな。なんだか映画みたいだったよ。

時間は宝物だ。やりたいことがいくつもあって全然足りない感じがする。

嬉しくもあり、ちょっと切ない、そして今までを思うと本当に有難い、そんな感じだ。