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先日受けたWISC-Ⅳ知能検査の結果と主治医の診察を受けてきました。

結果から先に書きますと、

発達に悩んで半年待ちで前回初めて幼稚園年中5歳時に田中ビネーを受けてから、ちょうど2年になりましたが、娘と私は発達支援からこれで卒業することとなりました。

検査結果と診察していただいて、私の現状的にも娘の成長と共に日常の特別な困難が減ったこと等を含め、主治医の先生が判断してくださいました。

とは言っても、もし今後とても困ったことがあったり、先生のお話を聞きたい時は18歳まで支援していただけるという感じで、非常に有難いです。

これまでお世話になった全ての先生方と支援施設に心から感謝申し上げます。

なんかもう感慨深いし、寂しいなと思う。

WISC-Ⅳ知能検査結果と発達支援の卒業 7歳娘(小学1年生)

今回のWISCの方が知能検査としては主流みたい。

結果なのですが、

「全検査IQ」といって検査全体から計算する個人の総合的な知的能力をあらわす数値は、134でした。
IQ134。

標準はIQ90~110のようです。

田中ビネーの時の結果はIQ150を超えていましたが、やっぱりビネーは高く出るんだなと思った。20くらい差が出ますね。

134というのは非常に高い数字であるので、年齢以上の能力がある、中でも言語理解は140を超えており、一番娘の得意な部分であるとわかりました。

内容は
・言語理解
・知覚推理
・ワーキングメモリー
・処理速度

です。

それで発達障害だからどこかが凹っとなっているんだろうと思っていたのだけど、なっていなかった。

言語理解がボコっと143と高いけど、その他の検査も118、120、118と平均よりは高かったのです。

じゃあ、発達障害は誤診だったのか?というとそうではないんですって。

これだけ能力が高ければ精神年齢ももっと発達していても良いのに、そのあたりは年齢相応だから、やんちゃな子のことがスルー出来なくて対等にやりあってしまうとか、そういうことらしい。

ここはやはり児童精神科医の判断になるところみたい。このことは前言われたことと変わっていなかった。

精神年齢が一緒に発達していれば、無視して流していけるのに、それができないところはやはり傾向があるとのこと。

あとはもう娘の性格ではないかとのことだった。

先生のおっしゃる通りだ。

私個人では占星術的に娘の精神年齢が幼い謎を解いてしまっている(いつか書けたら書く)ので、様々な角度から納得がいった。

その精神年齢は知能に追いつくのかどうかは、2,3年すれば追いつくかもしれないし、そうではないかもしれない、みたいな感じだった。

細かい検査の解説は非常に的を得ていて、本当にすごいの一言。

以前から私がこういうところちょっとおかしいなと思っていた部分が的確に書いてあった。

とにかく彼女には視覚情報プラス言葉での説明が欠かせないみたいだ。

視覚だけだとちょっと変な見方をしてしまう場合があったりするみたい。それが娘の独特な目線で面白くもあったりするけれど、今後も気を付けていきたい部分だ。

私は以前から結構うるさいくらいあらゆる情報を教えてきたが、それも最初の発達検査後のご指導のおかげで、そのこと自体が過干渉にならず、むしろ必要だとわかってから精神的な迷いがなくやれてきたことが大きい。

言葉であれこれ親がいちいち説明するなんて、普通の育児の専門家からすればやりすぎ、過干渉、子供に任せろ、ってなると思う。

でも、その育児論の普通が皆に当てはまるわけではないことを知れた。

質問して、娘が独自に獲得する部分を奪っているのでは?という不安から解消されたことが本当に大きかった。

「自分の当たり前」の中から疑問も持たずに出ないまま、他人に押し付けたり傷つけたりすることがあったりするかもしれない人生で、こうして経験させてもらえたことは、例えそれが苦しみの中にあっても、私にとっては必要な学びだったと感謝している。

悩みながらも受診したことは、娘にとっても私にとっても本当に良かったと思う。

あれから2年、私たち本当に頑張った。

あの時の衝撃みたいな、苦悩のようなものは、もう今の私にはない。

これからも悩むだろうし色々あるだろうけど、娘と一緒にいろんな感情を勉強させてもらう。

ひとつの子育ての山が一段落したんだなあと、寝ている娘をぎゅっと抱きしめて思った。