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夏休み、やっぱり嫌いだ。

自分が子供の頃は別になんとも思わなかった。

どこか特別な場所に行かなくても、それが私の夏休みだった。

今、自分が娘という超絶かまってちゃんの一人っ子親をやってみての夏休みは、なんか「○○しなければ」という自分への重圧ばかりだと気付いた。

楽しい思い出を作ってあげなきゃとか、せっかく夏休みだし、みたいな重圧を主に感じている。

それ、別に必要ないのに、必要以上の重圧を感じていないか。誰と張り合うわけでもないのに。

○○しなければ(娘に)悪い、○○しなければ(娘が)つまらない、○○しなければ(娘が)退屈そうだ、○○しなければ(娘が)ただ家にいてもうるさいから。

本当に(娘が)なのか?

そうしてもらえば、それが当たり前になれば、娘は楽しいし喜ぶだろう。

でも、それは本当は私が勝手に「娘のため」という思いを背負っているだけなのではないかと気付いた。

こたえなきゃと思った分だけ、疲れてしまう。

只でさえ、自分一人の時間なんてほとんど持てない夏休み。

○○せねば、せねば、の、「ねばねば地獄」に陥ってしまう自分の本当の心理は。

良い親であらねばならない」みたいな無理がある欲望からきているんだ。

休みたい、ひとりになりたい、静かな時間が欲しい、自分が行きたいところに行きたい、自分のやりたいことをしたい、

そんな自分の気持ちを置いて、娘のためにという妙な正義感からくるねばねば地獄にひとりで勝手に疲れているだけ。

もともと立派じゃないのさ。頑張っているのに、頑張っても頑張ってもまだ頑張らなきゃいけない気がする。

どう考えても頑張りすぎだろ

今日はもう頑張らない。体も疲れてだるい。無理してもイライラするだけ。

勝手なもので、体を休めても心がいつも色々な考えで張り巡らされてしまうのが常なんだけど。

そしてだいたい、「もっとこうしたら?」とか、「もっとこうすれば良かったな」っていうところには、やたら気がついてしまって、その気持ちが自分を責めてくる。

親なら(子供のために)○○しろよ!とか、○○してあげれば良かったのに!と。

そんなこと考えていたら、只でさえ本当は変なところ不器用なのに、そりゃ夏休みしんどくなるわ。

嫌いになるわ。毎回ねばねば地獄じゃな。

自分のやりたいこと、思う存分なんて結構無理なんだけど、娘のために、って思っているその「押し付けの心」をもっとゆるめてもいいんじゃないか、

あんまり気にしない、気にし過ぎない、夏休みは特別じゃなきゃいけないなんてことない。

そう考えるだけでも楽なんじゃないか。

それでなくとも(私なりに)もう良く頑張ったじゃないか。

楽しませたいという「良い気持ち」なんだけど、頑張り過ぎても(私の場合)害あるなと思った。