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娘が熱を出していた時の話だが、いつもふざけてこんな感じだ。

娘はまだ熱が高い、固形物がほぼ食べられない。うなされて眠りも浅い。ついでに私はいつも浅い。

そんな高熱でぐったりしているのに、私がマスク越しにチューをしようとすると、助走の段階で、顔をそらしよける。

おい、もっとぐったりしとけよと思う。そんなに私のチューがもう嫌なんか。

だいたい、チューの助走って何だよ?って話だが、チューする前に、一旦顔を引いて、今から行くぞ!という、反動をつけるわけだ。

まるでぶつかるかごとくのチューの前の一瞬の引き。これが、チューの助走。

この助走がもう娘にバレバレで、でもよけられても好きだから止まらなくて、いつもやっているが、まさかこんなに熱があって朦朧としてもよけるとはな!

すごいことだ。

くるぞという雰囲気を察することができるようになったなんて。
空気読み第一歩、合格!

てーてーててーてーてててててってってー

↑賞状を渡す時の音楽。