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吃りの話の続きです。

3語文を話すようになってきたな、と思っていたお友達も3ヶ月ほど前から、吃りが始まった。一時ひどくなったが、おさまってきた。
私は楽観視している。

当初経験者としてアドバイスを求められたので、吃りを指摘しないようにしていたら大丈夫だよ、と伝えた。

言葉の発達を目安にするなら、その子と娘が吃り始めた言葉の発達時期は似ている。
もちろん、娘と同じく、反抗期の真っ只中の時期も同じ。

思うに、言葉の発達と、精神面の発達=反抗期はセットなので、きつく叱ることや、他の何かしらのストレスが原因、引き金になったという説もわかるが、やはり繊細なところがあるということなのか、、。

例えば、言葉が大人並みに完璧だったのに、突然吃音になった、というのなら、何か、ショックで心が傷ついている、と説明もつくが、。

健診の時に医師に相談して言われたことは、言葉の発達上よくあることだということ、吃りを指摘しないでいてあげれば自然とおさまることが多い、ということ。
夫が幼い頃吃っていたことがある(今はない)ことも、娘が吃り始めて初めて知ったので伝えると、やはり遺伝的なことは関係することが多い、とのことを教えていただいた。

偶然にも、児童館の保育士の先生のお子さん、今は高校生女の子、が、2歳~吃り始め、3歳頃にはおさまった、と、教えていただいて、身近に経験者がいて、吃りを決して指摘しないでいたら、きっと大丈夫よ、とアドバイスいただいたこともありがたかった。

本当に治るのか心配だったが、出たり引っ込んだりしながら、3歳3ヶ月過ぎにはほとんど吃りがなくなった。

重複するが、私が心がけていたことを書く。

・吃りが出ても、娘には絶対指摘しない。「ゆっくり言ってごらん」「落ち着いて」なども吃りを意識させることになるので言わない。自然に聞き流すか、言いたいことがわかった時だけ、「○○だね、」と代わりに言ってあげた。

・どんなにイライラしても、怒ったり怒鳴ったりした日も、できるだけでいいから、大好きや大事だよ、といった、想いをたくさん伝える。

・くすぐり遊びや、抱っこなど。イチャイチャして絆を深めること。

どんなにノイローゼ気味でも、吃りについて怒ったりしたことは一度もない。
とにかく感情が大きく、うるさく頑固な子なので、感情的に怒ってしまう時も私にはたくさんあったし、今もあるが、怒りがない時にはとにかく、大好き大好き、かわいいかわいい、褒められるところは小さなことでも褒め、自己肯定感を高めてあげること、これを根っこで意識した。

怒ってしまう時でも、あなたが大好きだよ、どんなあなたでも大好きだよ、大好きだから、怒るんだよ、と。

娘の吃りの流れとしては、
初めは、頭の文字が連続で吃り、「ママママママ」
途中で、繋ぎ目が吃り、「公園いいいいきたい」
繋ぎ目を伸ばしたりし、「○○して、えーえー、公園行こう」

3歳には言葉をかなりつなげて話すようになっていて、言葉の発達自体はすごく早いほうであった。
吃りが変化しながらも、文章で話すように、どんどん成長していった。

私だって言葉をつっかえる時はある。だから、今はもし娘が多少つっかえて話しても、気にならない。
段々と良くなってきたら、あまり神経質にならないほうが良い気がする。

今だから言えるんだと思う。
今、2歳、3歳で、吃りが出て、とても心配な親御さんは、いろいろな情報を知るだろう、私みたいに。
だけど、愛情をきちんと示して、吃りを指摘しないでいてあげていたら、きっと大丈夫だと思う、と伝えたい。

要するに、吃りをネットで調べて、いろんな情報に行き当たってしまったから、こんなに悩んだんだよな。

言葉の発達上の脳の混乱で、指摘しなければ、いつかは治る、だけの情報なら、心配は心配だけど、自分を責めたりしなかったし、人格形成期の大事な時期にワガママさせ放題で大丈夫なのか、怒ってはいけないのか、など、悩まなくて済んだのにな。

私はなんでも許すことはなかった。自分がしてほしくないこと、ワガママ、怒った。
2歳から始まった吃りは、3歳半には強烈な頑固もワガママも一緒におさまった。

吃りを調べて、脳の混乱であったとしても、やはり娘は気が強いのに、相当繊細な心の持ち主であるということはわかった。

吃りが今おさまっているとしても、また別の形で何かしら、ストレスが出てくるかもしれない。そういう気質なら変えようにも難しい。
私も生来緊張しやすい性質だし、それをすぐ変えろと言われても無理なので。

娘に悩みが出たら、気持ちに寄り添ってやりたいし、普段から笑わせたり、明るく楽しい時間を持って生活していけたらいいなと思っている。

何かの参考になるかわからないが、こんな事例もあるってことで記しておきます。