6歳幼稚園年長娘がこの夏休みにやっと目覚めた。
自転車に乗ること!
まだ補助輪付きだけど、良いのだ!ここに来るまでやっとだった。
運動ができる子ならとっくに補助輪がつかない自転車に乗れているだろう。
しかし娘はなかなか難しい子。
昨年私が娘に買った自転車だったが、その時は本人も欲しいと言っていたが、いざ乗ってみると転んだりして怖かったのと、ペダルを漕ぐことがうまくいかない。
自分が思っていた感じと違ったのだろう。
最初だけ少し練習して、すぐに乗らなくなった。
そこから半年以上、下手したらもうすぐ一年?くらい経った。
途中何度か無理やり誘って練習してみたこともある。
だけど、親がやきもきするだけで、娘は全然やる気がない。
乗りたいという気持ちがないし、面白いとも思っていない感じだ。
娘は自分が興味があること以外には本当に集中できないところがある。
なので、いくら私がはっぱをかけても、娘には響かない。
ある時もうこりゃだめだ、いつか自分で乗りたいと思うまで放っておくしかないと、そのようにしていた。
乗りたいと思うきっかけが、何かはわからなかった。
お友達にまだ乗れないの?と言われて悔しくてやる気になるかもしれない、。
(それはそれで面倒なので私は先手をうちたかった)
でも、やっぱり娘は娘。
私の親心より自分の気持ちが一番大事だ。
私は見守ることにした。
自転車にホコリがかぶってきて、あーあ、これを買うなら私のコート1着買えば良かったとか思ったりもした。
そして夏休みである予定のない暇な日に、たまには自転車に乗ってみたら?とまた久しぶりに誘ってみた。
すると、行ってみると言う。
その日の最初は、初めて自転車を買った時より下手だった。
ちっともペダルを漕げない。力を入れる場所がわかっていない感じ。
そして恐る恐る過ぎて。歩くほうがずっと速い。
私は呆れながらも付き合った。
一時間の最後の方になり、スピードも出てきた。コツがわかってきたのだ。
カーブも曲がれるようになった。
何より自分がスピードを少し出せるようになり私が走りながらついてくるのが嬉しいらしく、得意気にしていた。
楽しかったらしい。
そう、本人の中でやっと自転車に乗る楽しさがわかったみたいなんだ。
この日だけかと思ったら、次の日も自転車に乗りたいと言う。
また付き合うと、前日の感覚をちゃんと覚えているから、最初からいい感じで「自転車の練習」っぽかった。
その次の日にも乗りたいと言った。これはやる気になっている証拠だ。
補助輪を取るためにはストライダーを練習してうまくバランスをとれるようになるといいらしいが、とりあえず補助輪付き自転車を(まだ上手くはないが)練習し始めたのが、楽しさを感じてくれたことが本当に嬉しい。
ここまで随分長いこと待ったけど、良かったなって思う。
いつか補助輪が取れる日がきたらどんなに感動することだろう。