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写真館なんか行かない。私は結婚式すらしなかった人だし、更にドレス姿も撮らなかった。成人式の着物の写真ぐらいかな、それはアリスじゃなかった。

そんな私がスタジオアリスなんて。え?と思われるのを承知で書くと、どんな撮影なのかもよく知らなかったし、料金ていくらかかるの?ってセットの価格なんかみるとびっくりする金額だったり、私にはね。

スタジオアリスの写真料金(七五三)いくらだったか どんな流れだったか 我が家の場合 レポート&感想

まずあの2、3歳の前、七五三というワードが自然に浮いてくる、周りもどうする?みたいなざわざわがある。

どこどこ神社に行くとかそういう話や、写真は前撮りか後撮りかとか、レンタルして着付けてもらって行くとか、そういうちょっとした会話。

ちなみに数え年というものが日本にはあると思うけど、数えで行うのと通常の今の年齢と色々な人が混在していると思う。

それで、うちの祖母はもうなくなったけど、年が明ける度に年齢が増えていくので本当は何歳なんだか私はよくわからなくなってしまっていたっていう、思い出があります。日本(日本だけなのか知らないが)、ややこしや。

それで、うちは2歳ではやらなかった。っていうのも、めっちゃイヤイヤ期だったし、着付けとかおとなしくしていられるかっていう問題があったし、まだムツオいやオムツも取れていなかったので七五三自体そんな余裕なんか精神的にも肉体的にもないよ!っていう状態だったし。

お家の厳しいところではそうもいっていられないのだろうけど、幸いうちはそういうのに厳しい家庭でもなく、助かった。

だいたい、私という本人が自由ラブな人(きもいっていわれる)なので、正直あの頃は生きるだけで精一杯だったから。

それで、話は戻って結論からいうと、うちはスタジオアリスで写真撮影も3歳になってからにしたのね。それもいつだったかなあ、後撮りだった気がする。

まず予約はネットでした。

ネットから余裕をもって予約するとなにかちょっとした特典がもらえたりするみたいだったし(当時は)、でもきっとアリスの達人(なんだそれ)なんかは当日に空いていたらさくっと行ってしまうのだろうな。

冬はおそらくインフルエンザなどの影響で、事前予約もキャンセルになりやすそう、だから意外と狙い目なのかもしれない、、が幼子がいればいつだって病気との戦いで勝つ家族もまるごと感染したりするもので、超健康家族以外は難しい時期なのかもしれないな。

で、予約の時に七五三で撮影するみたいなのを選ぶ。

スタジオアリス側がどうですか?と当日も聞いてくる七五三セットの価格は確か35000円以上すると思うが、私はそのセットではなく、自分で選んで買いたいという意思表示をした。

時間内なら着放題かと思いきや結構限られた時間しかないので、現実的にはドレス1着、着物1着で精一杯。

まず、スタッフの方に説明を受けてから、ドレスと着物をサイズの中から選ぶ。その時髪型もそれぞれどうしますか?と聞かれて選べる。

うちの場合は3歳の時も先日の7歳の時も娘が選ぶ。私の趣味など関係なく、、そのほうが平和なのである。

私は子供用のドレス、自分にこれどうかしらーなどと鏡の前で娘を尻目にあてて玉砕ばかりしているという。何故私はキャンディキャンディ(いがらしゆみこさんだよ!)みたいなイメージが全然似合わないんだ!と逆ギレしながら、娘はまだかわいいから似合っていいなーって横目で見ている。(嘘)

ドレスや着物を髪型などを選ぶのはうちの場合結構時間がかかる。娘はこだわり派なのだ、色やデザインが良くてもサイズが一個大きかったりして、えーーーーどうしよーーーってまるで渋谷のギャルみたいに(時代?)悩ましいのである。選べていいよなーー、私はもうサイズが、、(痩せろ)って思いながらそれを見る。

選ぶのに10分以上はかかる、、それで、決まったら娘は控え室に連れて行かれる。連行だ。(え)

その時はいくら俺が父だ!と言おうが男性は入室禁止なのである。私は男並みの男女だけど入室できるのだ。(むふふ)

そこでまず確か先に着物だったと思う。着付けに時間がかかるし、小さい子は忍耐も体力も消耗するので、先に時間や負担がかかる方からってことなんだろうと思う。

自前の服を脱いで、ケープをかけられ、先に髪の毛のセットから始まったような。娘は雄弁なタイプなので、最初はちょっと人見知りなのだけど、慣れてくるとどんどん自分からマシンガントークだ。

ずっと見ているのもあれなので、私は行ったり来たりするのだけど、その部屋から聞こえる会話がおかしい。先日の7歳の時も、小学校で拾った石が隕石かもしれないんです、って聞こえてきてふいた。おい、お前は何を語っているんだ、、お姉さん、あわせてもらってすみません。

それでちょっと途中経過を見に入ったら、すごくしっかりしていらっしゃいますねーとかほめてくれたりして、いや本当にすみませんって思う。でもすごく上手なのね、あれ、素敵よね、人をきれいにしてあげるって、センスもいいし。思いっきりショートじゃなければつけ毛やウィッグっていうか、部分かつら?とか使って素敵にセットしてくれます。ショートでもいろんな技を使って素敵にしてくれるでしょう。

お化粧もしていいか最初に聞かれたような、うちはそれ系にはアレルギーないので、お願いしたけど、そんなどぎつくはない、え?したのていうくらいほんのりナチュラルなお化粧、それでも女の子は嬉しいんだよね。

頬なんか赤くなりやすいうちの娘はほぼ自前の色に飲み込まれて発色していないんだけど、やっぱりいつもと違うっていう感じが雰囲気からして嬉しいみたい。ファンデとかお粉をバフバフ厚塗りすることはないと思います。

口紅ももとの色から浮かないような色を塗ってもらっていたよ、筆塗りで、その筆最後にプレゼントされます。ついでに言うと、足袋とくしもお土産にいただけます。

3歳ではなかったけど、7歳では爪にシールを貼られていました。ネイルシールってやつです。それも、最後に残りをもらえます。しかしあいつ、粘着力ないので、ずっとじっとしていない。撮影中にいくつか取れてしまって、その度にちょっと中断します。どこいったんだろう?とか探したり、でも拾っても、再度つけると粘着力が落ちているので、またポロリするんだよ。でも、かっこいいから付けるみたい。
まさか爪の化粧までするとはな。

着付けはやっぱり普段帯なんかしないので苦しいみたい。でも自分が選んだ着物に素敵なヘアセットをした娘をみるとおおおおってなります。

おしとやかな日本的ガールの出来上がりです。なんだこのケバい少女は!ってならないから大丈夫です。

3歳の時初めて見たときはかわいくて感動しました。普段と全然違う姿、こういうのがスタジオアリス(これ系の写真館)にハマる人の心情かって思いました。

撮影はすごいの一言です。子供のいい表情が撮れないと写真が買ってもらえないわけですから、褒めるし笑わせ上手、盛り上げ上手です。カメラマンはうちが行った時は2回とも女性でした。

同じ着物でも、背景やポーズの違いでいくつかのバージョンで写真を撮ります。その撮影には必ずディズニーのものが一回はあります。
撮っては貰いますが、うちは購入の時に外しています。購入時はそれを選ぶとライセンスの問題なのか他の写真と違って別料金1000円くらいかかります。ディズニー好きの人間でもないので、買わないですがそれでも全然大丈夫。

カメラマンさんの話術に圧倒されつつ、ため息です。

あのギャーギャーうるさい娘がなんかそれっぽいモデルのような雰囲気で撮影されて、だんだんその気になっているのがわかるからです。

やっぱりそれなりの値段するだけはあるなあと思います。

ちなみに、ビデオ撮影は良いのですが、スマホやカメラでの撮影は禁止されています。ただ、7歳の時はなんちゃらアプリをその場でインストールしてログイン画面を見せてくれたら、その日のスマホ撮影はオッケーですと言われたので、娘のドレス選びの時に必死でアプリダウンロードしました。

で、無事、スタジオに入るタレントさんの追っかけのように、控え室までの道で少し立ち止まってパシャパシャしましたとも。でも後で見てみてもやっぱりスマホより、プロが撮ったものの方が素敵。そりゃそうだね。プロは母の愛を超える。後セットもないし、、。ちょっとだんだん娘も普段ない環境で疲れてくるからね、、。

着物の次はドレスに着替えます。
髪型もドレス用に再度髪飾りやヘアスタイルを変えたりします。ドレスは着物と違って、チャック(ファスナーといえ)なので早いです。

さくっと着替えて、これまたおおおおおーと感動します。

なんかさ、娘もいつか嫁に行くんだね、っていう親の心境になるわけです。ううううう、きれいだよーーーって泣いたりはしませんが、背中を見るとでかくなったな、成長したなって思うのです。

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母ちゃんはあんたのだるだるした普段着姿も大好きだよ、、って思ったりもしながら、そういうだるだるがあってこそ、このドレスや着物姿が滅多になくて後から記念になったなあって思うのかなって感じました。結婚式もしなかった私が。これが親心か。

まあ、プロですから最後まで気を遣ってくださいますね。ドレスになったらもう最初の着物の頃の元気さはちょっとずつ減ってくるんですけど、そこはいいショットを撮れるようにポーズも工夫されているのだなって思いました。

全ての撮影が終わると、また娘は控え室に消えていきます。

髪の毛は結んだままでいい?とか、そんなことを聞かれながら、もとの着てきた服に着替えます。顔を洗ったりはせず、口紅は拭うのかな?と思うけど、基本そのまま、そのままでオッケーくらいのお化粧です。

着替えも終わると、娘も含み、写真の選択に別の場所に通されます。そこで、店員さん一人が撮影された写真を見せてくれるので、その中から順番に選んでいきます。

c4とc6をもう一回見せてもらってもいいですか?とか、やっぱりこれはやめておきますっていうのも、最後に確定するまでは可能です。だいたい意見は一致しますが、娘の意見も尊重して選んでいます。

うちは六切り(いわゆる普通の写真より大きめ)の見開きの、スタジオアリスと金で書かれた茶色の台紙のもの(これが一番買い物の中で大物)を頼み、それ以外は普通の写真のサイズのもの数枚とキーホルダーやマグネット各一つずつを購入しました。

データがほしい場合(購入した写真以外は消去されるはず)は購入しないといけないので、各背景というか撮影セットからは必ず1枚選ぶようにし、これもいいなっていう写真も選ぶと、うちの場合全写真から8枚くらいになります。

それで、合計金額は前回も今回も26000円くらいでした。
前回はお友達に割引券をもらっていたので、撮影基本料金が3000円ほど割引になったこともあり、少し安かったけど、なければこれくらいの金額だったということで。

スタジオアリス側が最初に提案してくる七五三セットだと35000円以上ですから、それよりは10000円くらいは節約になります。もちろんお金に余裕があれば、いくらでも高いものを買えますし、逆に言えば、気に入った写真がなければ、1枚しか買わないといったこともできるとは思います。(それはさすがに強者ですね)

仕上がりは綺麗です。毎年子供の成長を残したいという方もおられるだろうなと思う感じ。好きな人は絶対好き。

うちも毎年は撮らないけど、記念に残していくと良い思い出になるなあと思っています。これからも娘が嫌がらないのなら、数年後またチャレンジしたいなあと思っています。