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先日夏季保育に行った時の話です。

別にどうでも良いっちゃーどうでも良い話です。こんなこと書いちゃう自分小さい!みたいな話です。

夏季保育、娘は嫌がることもなく無事に行きました。

たった1時間半程度でも、掃除がバリバリはかどりました。勢い余ってエアコンまで掃除しました。

そしてやりすぎて一瞬も休む暇なく迎えに行ったっていう、、。15分でも横になればよかった。

掃除を頑張りすぎて迎えに行くのが最後から2番目になってしまった。

娘は不安そうな顔をしていた。

1学期もほとんどが、お迎えが遅くなることはなかったので、たまに遅いと、「迎えにこないかと思った、」と泣きそうになっているのだった。

その日も同じことを言われて、ごめんごめんと謝って、娘は久々の幼稚園、しかも水遊びで疲れたらしいので、即効で帰ることになった。

自転車置き場に行く。そこで事件が起こった!

本当に言い方が大げさである。

私たちが自転車の場所についたとき、ふと5台くらい隣の自転車のお母さんが前後に子供を乗せた状態でよろけて、自転車が倒れそうになったのである。

危ない!そう思った私は咄嗟に体が動いて、そのお母さんの背中側から間一髪自転車を支えた。聞こえたかわからないけど、もごもごと大丈夫ですかと言いながら。その間3秒。体勢が整い、もう自転車が倒れないであろうと思って、すっと手を離した。

私が支えていた間に、そのお母さんの正面から、おそらくクラスの知り合いのママが勢いよく走ってきて、「大丈夫?!」って、私が支え終わった後から自転車を触って心配そうにした。

そうしたら、そのお母さんは「ありがとうございます、大丈夫です、危なかった!ありがとう~」などと言って、そのママだけにものすごくお礼を言っていた、、。

そのママはそのママで、「ううん、いいのよ、大丈夫だった~?」とか言いながら、、。

私の存在と行為は完全無視だった。あ?いたの?とも思われていない感じ。背後にいることさえ気がつかなかったのか。走ってきたママは本当に支えたのは私だと見えて知っているはずなのに、それを指摘できなかったと見た。

見返りが欲しくて親切なんてしないし、バカバカしい話だ。バカバカしいけど、ここまで完全に空気だったことなんて今までなかったから、もやもやした気持ちになった。

私は心の中で思った。

「本当にあなたの自転車を支えて助けたのは私、、」

あれ?これ何かに似てない?

あ!人魚姫だ!!!

という、自分の中でアホな解釈をして、うむうむと納得していると、その様子を一人だけ見ていた者がいた。

倒れそうになった自転車の前に乗っていた、まだ2歳前だと思しき子どもである。

その子がじっと私のことを見つめているので、思わずニコッと笑って自分の自転車に戻った。その間10秒。なんて小さい話なんだ、色々と、、。

でも怪我しなくて良かったよ。ちゃんちゃん。