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え?何を叫ぶの?って思うよね。

私もびっくりしたのよ。

先週だったか、先々週の話。

娘が何の前触れもなく、本当に何の前触れもなく、かなりの大声でいきなり叫んだんだ。

その言い方は、私は過去教えたつもりはないが、誰もが一度は聞いたり言ったりしたことがあるんではないかと思われる、あれ。

あれじゃわからないよ、あの卒業式とかで、皆で言うやつ。

ぼくたちー!、わたしたちはー!、きょう!このがっこうをー!そつぎょうします!

みたいな、あれ。

あの言い方で娘はいきなり叫んだ。

わたしたちはー!3がつのはるになってもー!まだ、ねんしょうにいるー!

私達は、3月の春になっても、まだ、年少にいる!

この娘のいきなりの叫びに驚いた。

どこでこの言い方を学んだのだ。

この狭い家の中で叫んでいる不思議。

しかも突然どうした。

「いきなりどうした?もしかして、、年中になるのが寂しいの?

うん、らしいです。

生意気で気が強いけど、不安が強い繊細な子。

そういえば、昨年の今頃は幼稚園に行くのが不安で不安で心因性の夜間頻尿になったりしていたな。

まだ年少でいたい娘の心と、1年下の子達が入ってくることでお姉さんになる不安。

年中になることにドキドキと不安を感じている
んだろう。基本はやっぱり不安が強いところがあるんだろうな。

わたしたちはー!ってことは、達ってことは、クラスのお友達のことを言っているんだろうと思うと、娘が私達と言えるのは幸せなことだと思った。

声高らかに我が家の天井に向かって、仁王立ちで叫ぶ姿は一年前より本当にたくましく、大きくなったな、と思った。

娘を抱っこしながら、もうすぐ年中なんだな、って実感が出てきた。

クラス替えもある。もちろん担任の先生だって替わる。なじんだクラスの皆ともお別れ。

そういえばお別れに弱いんだ、娘は。

だから、あのいきなりの叫びには娘が胸を張って年少を頑張った!まだまだ年少のままがいい!っていう気持ちが滲み出ていた。

卒園の時なんかもっと不安になるんだろうな。親子共にドキドキだよな。

年中なのにこれだもの。

昨日もいきなり同じようなことを叫んでいた。

気持ちはすごく伝わった。

だけど、ごめん。その言い方、笑っちゃう。