ある秋の清々しい日、自転車の後ろに娘を乗せてお出かけした。
寒くもなく、暑くもなく、快適だ。
自転車を漕ぐ足取りも軽い。
信号待ち、ふと娘の方を振り返ると、娘はなんだか、ニヘラと笑ったような顔で、口を大きく開け、舌を出している。
びっくりして私が、なんでベロ出してるの?って聞いたら、
「風を舐めてたの」
、、、カゼヲ、ナメテタ、だと!
聞いて大爆笑。
娘は自転車を走らせているとき、私の後ろで、ずっと舌を出して、風を舐めていたんだな!
気持ち良い気分で自転車を漕ぐ私の後ろで、目一杯舌を出した娘、、、外から見たかった!!
子供の感性って素晴らしい。
風はおいしかったらしく、その後もしばらく舌を出して自転車に乗っていた。