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娘は私が言ったこと、夫が言ったこと、、とにかく良く覚えている。こちらが忘れているようなことまで。

なのでたまにハッとさせられる。そんなことまで覚えていたのね!って。

大人が子どもにきちんと伝えて教えてあげないといけない部分で手抜きをして適当に答えたら、それもそのまま覚えていくと思った。

今のところ、私はユーモアが許される以外の部分ではいつも糞真面目に娘に教えてきたので、「ごめん、あの時言ってたのはウソだった」とか、そういうことにはなっていない。

嘘つきなお母さんっていうふうには思われたくないな。

よく大人がつきそうな嘘、「鬼が来るから」「お化けが来るから」「あのおじさんに怒られるよ」的な言葉もそう。

私は使ったことはないんだ。使いたい気持ちはすごくわかるけど、いつか嘘ってわかることだから。

鬼なんてこない、お化けもこない、おじさんに怒られるからきちんとしなきゃということじゃない、って、ごまかしてごまかしていくと、鬼がこないってわかった時に、嘘つかれていたって思われると同時に、また一から説明しないといけなくなる。

その場でいうことを聞かせたい脅しの言葉のほうがスマートなのかもしれないと思うこともあったけど、私はきっぱりいちいち説明して叱る派

こうしたらこうなるよ、って教える感じのことも脅しなのかもしれないけど、私はそっちで伝えてきた。

多分一番にいいのはさ、プラスに伝えることなんだよね、わかってるけど、結構マイナスに言っちゃうもんだ。

意識してもう少しプラスの物言いにしていきたいとは常常思ってきているけど。

この間、娘と何気ない話をしているとき、結構良いことを言ったので、「それって誰かに聞いたの?」って聞いたら、「ママが昔教えてくれたんだよ」って言ってびっくりした。

えー!?私そんな大人っぽいこと娘に教えていたんだ、って。

でも、子供だましじゃなく、ちゃんと伝えてきて良かったなと思ったよ。娘は私が忘れているようなことも覚えているから。

子どもだけど、子ども扱いじゃなくて、一人の人として教えること。マナーとか人の気持ちとか。

たまにきつく言いすぎたり、ぐちぐち言ったりして失敗するときもある。だけど、「ま、いいか」も大事だけど、真面目に怒って、真面目に伝えることもやっぱり大事だ。

娘は4歳なりに、難しくても吸収しているんだと嬉しくなって、頼もしく思って、過干渉になりがちな育児に不安な部分ももちろんあるけど、糞真面目に対応してきた自分もダメばかりじゃなかったのかもって思えた。

そしてその私の言葉たちをすっと受けとめてくれる娘の素直さには感謝しなければと思う。