実は、、月曜日の話ですが、入園して初めて保育時間中に私の携帯に幼稚園から電話が入りました。
それはそれはドキッとした!
何かあった場合でないとかかってこないはずの電話。
娘に一体何があったのだ!!と。
担任の先生から電話。
娘が自由時間の遊び中に転んでしまい、手を使えずに顔面をぶつけた、と。
その結果、ぶつけた衝撃で唇を前歯で切っており血が出ていて前歯からも少し血が滲んでいるので、今から園医の歯医者に連れて行きます、という連絡だった。
発熱したとか、嘔吐したとか、そっち系かな?と一瞬思ったら、怪我!!
本当に心臓がバクバクして、心配でたまらず、先生に私は付き添わなくて大丈夫ですか?10分くらいで幼稚園まで行けます、と話したら、お母さんに来ていただけたら○○○ちゃんも安心すると思うので待っています、と言われて、着の身着のまま戸締り火の元を確認して、保険証を持って急いで幼稚園に向かった。
すごい勢いで自転車をこいでいる私がいた。
こういう時気を付けないと事故にあったりするのだ、と頭ではわかっていても、気持ちが急いでいた。
前歯がダメになっていたらどうしよう、大騒ぎして職員室の皆さんにご迷惑だったらどうしよう、もうハラハラしてたまらなかった。
幼稚園につくと、職員室でしくしく、そして、エンドレスで痛いよーと泣いている我が子がいた。
まず、娘の怪我の様子。
下唇、向かって右側が血がにじみ、パンパンに腫れ上がっている。前歯を見ると、両方共歯茎との際部分が血が滲んでいる、上唇も少し切れているようだ。
とにかく娘は痛いよー痛いよーと泣いている。
この調子じゃ、怪我した直後はものすごくうるさかっただろうな、ご迷惑を駆けて申し訳ない一心で、先生方に謝りまくった。
担任の先生の事情説明。
教室で忍者ごっこをしていて、娘は誘われて3人でやっていたようなんだが、先生に「転ぶよ」と注意されながらも、やめなかったそうだ。
そして、その内に娘だけが何かの拍子に転んだらしい。正しく自業自得。
自分でも良くなかったと重々わかっているようですと言われたが、先生に申し訳なく何度も頭を下げた。
話を早々切り上げて、園医の歯医者に案内してもらう。
付き添いで一緒に行ってくださった先生は園長の次に偉い女性の先生で、入園前に見学に行った時に案内してくださった先生だ。
長年幼稚園児と向かい合ってきただけに、物腰が優しく同じ人間とは思えないオーラに包まれている。
娘にも優しく声かけして下さり、娘人生初の歯医者に自転車で向かう。
フッ素などを塗りに行っているお子さんもいると思うが、うちの娘は行けていない。
パニックでギャーギャー泣く1、2歳の娘と小児科耳鼻科だけでも精一杯だったので歯医者に行く余裕等私にはなかった。
幸い今まで虫歯にはならずに来ていた。
怪我の具合も心配だが、自転車の後ろで少し怪我の衝撃から痛みがマシになってきている娘が、歯医者という場所で更に強く泣き喚かないか心配になっていた。
歯医者に入ると、興味深々。痛いよーと泣きならがらも明らかに興味深々。
中から患者さんが出てきて扉が開く度に、中の様子をガン見している。その時だけ一瞬静かだ。
あまりにも興味深々過ぎて、先生と顔を見合わせて笑ってしまう。
娘の番がきた。
初めての診察台に乗る。初めての歯医者さんは白髪交じりの優しそうなおじいさんだった。
診ていただいた結果。
前歯のぐらつきもなさそうだし、唇は切れている場所も特に縫い合わせたりとかは必要無さそうだ。治る時に白くなって口内炎みたいになり、徐々に治っていくだろう。すっぱいもの、辛いもの、などには染みやすいので気をつけてあげて、今日は消毒のみで、今後何かあればまたきてください。という説明だった。
とりあえず、ホッとした!!
娘も泣かなかった。歯医者のうがいに戸惑っていたのが、さすが初めてという感じだった。
診察前に先生に、どうしたの?と聞かれた時に娘なりに一生懸命答えようとしたのはわかったが、転んでぶつけちゃった、といえばいいものを。
「○○ちゃんと、○○ちゃんが忍者ごっこしようっていってー」
(私の心、え?!そこからー?!!はらはら
付き添いの先生、「転んじゃったんだよね」私も「転んでぶつけたんだよね」
しかしその後も娘、めげずに自分の説明を続ける、、。
私の心「あちゃー、回りくどい、、が、いかにも娘らしい、先生すみません」)
「○○ちゃんと○○ちゃんはなんともなかったのに、私だけ、私だけ、転んじゃったんだー、痛いよー」
先生と私苦笑。
自分だけ転んでしまったのがよっぱど悔しかったのだな、、と思った。
歯医者で頭を下げ、先生に何度も頭を下げ、無事帰宅してきた。
体中が重たい。
娘に怪我が大丈夫で本当に良かったこと、でも、先生が注意していたのに遊びを続けていたのは悪かったこと、今後は注意されたら、自分だけでもやめるように伝えた。
その後は、あれ、なんだかだんだん痛くなくなってきたと言って、痛みのピークがおさまってきたらしく、良かったと思っていたら。
私が疲れているのに、私のことなどお構いなし、ちょっと前にあったことなど忘れたかのように、「ママー足し算と引き算の計算教えてあげるーー」ですって。
あんまりに自分勝手に横からいろいろ話しかけてきてうるさくて、終いには怒ってしまい、別室に行きました。
心配してくれたお友達からの連絡に返信したりしている内に、なにか静かだと思って娘を見に行くと、娘はソファーで寝てしまっていた。
久々の昼寝。やっぱり娘も疲れていたんじゃない。
しかし、やっとこの間の高熱の時にでた口唇ヘルペスが治ったと思ったのに、また口元に怪我をしてこの騒ぎ。病気に怪我に、母の心臓は持ちそうにない。
しかも後から調べたら、歯を強打した場合、2週間とか数ヶ月とか時間が経った時にふと歯が変色したりして神経が死んだりすることによる影響が後から出てくることがあるらしい。しかも永久歯の歯並びその他に影響することもあるとか。
この日のことを忘れずに、今後娘の歯に何か出てきたらこの時の怪我が影響したということで覚えておかなくては。
娘の歯、今はなんともなく見えるけど、、どうか変色したりしませんように。
翌日、元気に登園した娘。私は再度職員室に謝りに行った。
本当に、幼稚園からの電話ってドキドキします。できるならもうこういうことがなければいいなと思っている。お願いだ。