_ _

先日娘と一緒に2駅くらい歩いた。

蒸し暑い日だったが、手を繋いで二人でひたすら歩く。

昔より手を繋ぐ位置が高くなった。

こんなにスムーズに一緒に歩けなかった時代があったことを思い出す。

公園に引き寄せられたり、買って買ってとダダをこねたり、動かなくなったり、抱っこ抱っこと言われたり、泣き叫ばれたり、、

こうして普通に歩けるってことが、幸せだ。

たまに私の顔を見上げる目が、澄んでいて、口元がニコっとしていると、なんて幸せなんだろうって思う。

まだ赤ちゃんぽさも少し、でも確実に少女になってきていて、会話もできる。

こんな日がくると思えないほどぶつかっていた時があったのに。

ただ普通に歩くって、こんなに幸せなことなんだって気づかされる。

今が一番幸せなのかもしれないって思うくらいに。

この手がいつか離れていっても、後悔しないように、一緒にいられる時間を大切にしないとなと思う。

私が冗談で、娘に直して欲しいところがある!片付けとか片付けとか、、って言ったら、負けじと娘も、私だってママに直して欲しいところがある!パンツってすぐ言うところとか、おしりさわさわとか!って、きーっとなって言い返してくる、そういう日常を。

しかも、言い返せるっていいことだ。内容がちょっとアレだけど、、。

こうして歩いていると、数年前はあんなにぶつかっていたと思えないほど、「仲良し」に見えると思う。

愛しくなって手をギュッとする。

おててとか、ててとか言っていた自分を懐かしく思いながら。

普通にただ歩くことって、こんなに幸せなんだって思えた日。