昨年の今日は幼稚園の面接で緊張して、くたくただったのを思い出す。
わからないことだらけで、初めてだらけで緊張していた頃、受かったのがわかった時はこれほど安堵したことはなかったくらい安堵したなあ。
初めて幼稚園の面接を受けた皆さん、本当にお疲れ様でした。悩まれて決めた幼稚園に合格できますように、お祈りしています。
さてさて、4歳娘、年少の最近の様子、私的にはやはり気持ちのアップダウンの激しい毎日を送っていた。
顔見知りのママ知り合いと初めて一緒に帰った時、娘のことを褒めてくれた。お世辞とかでなく、実感がこもっている感じで、嬉しかった。
「本当にしっかりしているね」、と。
2、3歳前半の児童館時代には本当に苦労して苦労して、疲れきっていたから、この現実は本当に信じられない。
3歳中盤からはしっかりしていると褒めてもらったことも出てきたけど、まだまだ私は不安でいっぱいだった。
そのママは下にお子さんがいて、一歳半くらいかな、その子が幼稚園の園庭で遊んでいた時のことを話してくれた。
滑り台の階段をよちよち登っていくのを他の男の子の園児なんかはドケ!みたいな感じで無理やり抜かして登っていくのに、娘は文句も言わず、後ろでゆっくり待ってくれていたと。優しいし、しっかりしているなって思ったんだ、って私に教えてくれた。
私が遠くで友達と話していて見ていなかったことだったので、それを聞いて心から嬉しかった。
私の目がなくても、娘はきちんとルールを守っていたんだと、もう大丈夫だな、そう思って嬉しかった。
その話を聞いて、家に帰ってから娘をたくさん褒めた。
その二週間後、同じ園庭で見たのは、娘が同じ幼稚園の男の子を滑り台の階段で抜かして行く姿。
そういう姿を最近はほとんど見ていなかったので、一瞬目を疑った。この間褒められたばかり、、なぜ。
その後、仲良しでいつも遊んでいる同じクラスの子が泣きながら滑り台から降りてきて、娘がヨシヨシしているのを見て、どうしたのか聞いてみた。
すると、娘がその子の順番を抜かして行ったとのことだった。
その日に二人順番を抜かしたことになる。おかしい。今までの娘ではちょっと考えられない。
娘に理由を聞くと、その返答に面食らった。
「○○ちゃんのことで頭がいっぱいで、気がついたら順番を抜かしてしまっていた」
ということだった。
○○ちゃんというのは娘が2歳前から仲良くしている子だった。その子が園庭で遊んでいたので、追いかけるのに夢中だったんだと思う。
それはわかったが、順番を抜かしてはいけない。大好きな子を追いかけるために、他の子のことがどうでも良くなるなんておかしい。私はガッカリして、頭にきてしまった。
それは理由にならない!ちゃんと謝って!と言って、私もその子に謝った。
家に帰ってからも、しばらくお説教した。色々な立場の気持ちを説明した。どんな場合でもルールは守るべきだと伝えた。
大好きな子を追いかけて、周りが見えずに信号が赤なのに渡るようになったら死ぬ。
抜かされた人の気持ち。
娘が抜かされたとして、娘が言った説明を聞いて納得できるか、言われたらどんな気持ちか。
娘はちゃんとわかってくれたかな。
やっぱりまだまだ油断できない。もう大丈夫、そう思っても、思わぬところからまた問題が出てくる。
順番抜かしは予想外だったな。人から褒めてもらって嬉しかっただけに、本当にガッカリした。ガッカリ度が半端なかった。