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先日、4歳娘とケンカしました。

ケンカという言い方が正しいかわかりません。

転んで大泣きした娘に優しくなぐさめていたのに、「なんか嫌になっちゃった」と言われ、私がタイムアウトの方法をとる時のように、娘が自分から一人で部屋に閉じ籠ったのです。

私は娘が盛大に転んだことにダメ出しもしなかったし、痛かったねと、嫌だったね、と言っていたのに、何が気にさわったのか。それはいきなりやってきた。

別室に行ったのは、気持ちを整えるためで、それも成長かと思うけれど、心配なので、しばらくして扉を開けてみた。

すると、うなだれた感じでいた娘が、私を見ていきなり無言で「べー」っとやってきたのです。

だから、ちょっとムカッときて、すぐ扉を閉めて台所へ行き、幼稚園のコップやお箸セットを洗って、食器を洗ってしていたら、何かモヤモヤしてきて、いつの間にか声を出さずに泣いてしまっていた。

そんな私を知らずに、しばらく時間が経ってから、いきなり娘がそっと台所まできて私の方を覗いているので、謝るのかと思ったら、更に無言で「あっかんべー!」としてきました。

本当に憎たらしい顔で。

私だって嫌になりました。

私何かしたか?生理前のだるさと気分の落ち込みも相まって、どーんとムカムカが襲ってくる。

涙がボタボタ落ちた。

意味がわからない。なんで私に気持ちをぶち当ててくるのかが。

それから更にしばらくして娘が謝りにきたが、娘が冷静になる頃、私の気持ちはどんどんイライラが増して、娘に叱った。

ママが何を悪いことしたのか、あんなになぐさめていたのに何が気に入らなくて、あんなこと二回もしたのか。ママは傷ついた。私だって嫌になった!嫌い!と。

嫌いなんて言う人はいないかもしれないが、私は本当にイライラした時は言ってしまう。

叩いてしまいたくなる気持ちをぐっとこらえる。叩きたい気持ちには何度も何度もなった事があるが、一度も叩いたことはない。が、嫌いと言ってしまう。

言葉の虐待だろうか。でも叩きたくなる、怒鳴りたくなる気持ちの時だって、感情のある人間ならあるだろう。

理不尽なのだから。

だから、今まで心理士のアドバイスのようにタイムアウトしてきた。確かにその方がいいと思う。

娘に延々とイライラした言葉を投げかけ続けるより

もし、そうしてしまえば、娘はイライラした母の言葉をどんどん覚えていくだろう。吸収して、いつかこちらに投げかけるだろう。

嫌いとは言ったけど、5分もかからず文句を言い、私の気持ちを言い、タイムアウトを取ることにした。

娘はごめんなさいと謝ってきたけど、すぐ許せる日ばかりじゃない。もしこれが友達にしたならば、今後完全に嫌われることだってある。

いつでも何でも許されるわけではないのだ。母親だからなんでも理不尽なことをして良いわけじゃないのだ。

傷つけることをしてもヘラヘラ反省しないような人間は付き合っていけない

今度は私が部屋に閉じ籠った。

自分の心がスッキリするまでは娘と話さない。話してもイライラして文句ばかり言うことになるからだ。

タイムアウトの方法の良いところは、お互い言葉でヒートアップして更に傷つけあうことがなく、時間を置くことで、それぞれクールダウンできること

ずっと面と向かっていて気持ちが高ぶったまま、売り言葉に買い言葉になるよりずっと良い。

離れていても私のイライラはしばらく続いた。

娘は私の機嫌を戻したくて必死だったようで、何か折り紙で作ったものや手紙を、扉をソーッと開けては置いて行った。

私は見る気にならない。本気でイライラしている時は娘のそんな行動もかわいいと思えない。

娘が扉の向こうでボソボソと何か話している。何か、「ママ、なんで出てこないの?私お土産たくさん置いて行ったんだよ。ママ、あのね、抱っこしてほしいの」みたいなことを言っている。

抱っこしてほしい、これは少しかわいいなって思った。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、気持ちがゆるんできて、やっと娘を呼んで抱っこすることができた。

一時間は経ったかもしれない。すると冷静に娘に話すことができる

悲しかったよ、ママ何か悪いこと言った?優しくしていたつもりなのにあんな風にされたら辛いよ、と。

娘も冷静に、ごめんなさい、ということができる。

娘は自分でなんであんな風にしたのかわからない、という。多分何か頭の中でパニックになったのだろう。

ギュッと抱き締めてから、冗談のお尻ペンペンを軽くした。

気分がお互い落ち着けば、いつもの私たちに戻る。

娘のことを嫌いと言ってしまったけど、精神的虐待云々の前に、私と娘には信頼関係や、愛している気持ちが伝わっている自信はある。

娘を全力で抱き締めていけると思う。だから、ちょっとのマイナスは日常ですぐに取り返せていると最近は昔のもっと難しかった頃より思うのだ。

さて、娘は私にどんな手紙を書いたのかというと、これ、細く切ってテープで繋げてあるのが笑えたんだが、

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「おかあさんさっきわ」

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「おこらせちゃてごめん」

この後に、「なさい ○○○より」と続きました。ハートマークもついていました。

その他にも
「ままきょうのおべんとうとってもおいしかったよ」
という手紙ももらいました。

静かに離れている間、手紙を作って書いていた娘。早く読んで欲しくて仲直りしたくて、扉の隙間からそっと部屋に落としていった娘。

なんだかいじらしくて、成長したんだなあと思いました。