_ _

あれは幼稚園年中の時だったか、、娘に補助輪付きの自転車を買ってあげたのは。

娘の好きなデザインを選ばせ、すぐ大きくなるからとサイズも、足は届いていたけど18インチしてしまったのが間違いだったか。

ブランコすらその年齢で自分で漕げずだった娘にはハードルが高かったみたいで、最初の数度は補助輪付きで頑張ったが、重いとか、補助ついててもこけたりして、結局ただ自転車を移動することもうまくできないまま、触りもしない日々が続いた。

私はせっかく買ったのに!と、全く意欲もない娘にイライラしたりしていたが、もう本人がやる気にならないと無理なんだと思って急かさず見守った。

そして、娘に今まで小さい子が乗っているストライダーをさせたことがなかったのだけど、あれがとてもバランス感覚を養うのに良いと知る。

子供が自転車に乗れない!運動音痴やる気も無しだった6歳娘がやっと自転車に乗れるようになった!ストライダー大事。

 

先に言っておくと、うちの娘は発達障害(軽度自閉症スペクトラムアスペルガー傾向)でとても頑固で言うことを素直に聞けない(指示が耳に入らない)子だった。特に2歳前から3歳半までは苦労しました。(今はちゃんと指示が通るようになっています)

だからあの頃ストライダーを与えていたらどうだったか?私も想像がつかない。本当はその頃与えていたら、運動関係ももうちょっとましだったかもしれないな。でも、注意や指示が耳に入らなかったから、危なかったろうし、バトルになる回数ももっと増えていただろうなと思ったり。

ストライダーに乗れるようになれば、自転車なんてすぐだったので、小さな頃から遊ばせるのは本当にオススメだ。

同じ年のお友達がスイスイ自転車に乗っているのを見て、私も乗りたい!と6歳娘が思ったことが良い刺激になって練習が始まりました。

どうしたかというと、やっぱり背はもう115センチはあったけど、やっぱりストライダーから練習させることにした。

よちよちの小さい子なんかも乗っているのを横目で見ながら、6歳娘はストライダーを練習。

自転車より軽く、背も十分あり、足もすぐ地面に届く安心感が良かったみたい。

最初はやっぱりすぐ倒れそうになるし、フラフラするんだけど、歩くみたいにしてバランスを取ることから始めた。

徐々に駆け足のようにできるようになり、少しずつ足を地面から離してすーっとバランスが取れるようになってきたら、公園にあったゆるーい坂道で両足を地面から浮かして練習。

計10回練習に行ったかな?ってくらい。

そこまでくれば、ストライダーに乗ることも楽しくなってくるみたい。ストライダーに乗れる距離が少しずつ伸びてくるっていうだけで、だいぶ自信にもなったみたい。

安定してストライダーに乗れるようになったら、自転車の練習に移行しました。

最初の重いっていうのや、扱いなんかもストライダーの経験が生かされて、最初に自転車に触った時よりスムーズ!

ヘルメットや万が一こけた時のためにズボン着用で、自転車をストライダーのように使うという練習をまずしました。

ペダルには足を乗せずに、ストライダーのように足で地面を蹴って、まずバランスを取ってすーっと足を浮かせるように、自転車の大きさに体が慣れるまでやらせます。

そのうち慣れてくると、本人からもう乗れそうな感じがする、というので、やってみるように言うと、しばらく足で蹴ってスピードを出してからペダルに足をのせて漕ぎ始めました。

何度かグラッとして足を付きますが、そのまま応援しながら見守っていると、ものの30分でフラフラながらも自転車に乗れるようになりました!

ストライダーのおかげで、バランスのとり方が以前と全然違いました。

自転車のペダルを取ってストライダー状態にするっていうのもアリだと思うのですが、娘の場合は自転車の重みにも慣れていなくて、やる気に繋がらなかったので、6歳になってからだったけどストライダーに乗らせたことは良かったと思っています。

2回目に公園で自転車の練習をしに行った時には、ストライダー乗りからの自転車漕ぎはすぐできるようになっていました。体が覚えたんだ!と嬉しくなりました。

ブレーキの使い方を練習させて、大きな公園に行ったりして何度か練習に付き合ううちに、カーブ等もだいぶ上手に乗れるようになりました。

こうなってくると、本人も自転車に乗るのが楽しくなってくるようで、心の中で憧れだった自転車に乗るっていうことができている!っていう喜びが顔から溢れています。

そしていよいよ私も自転車に乗り、道を誘導しながらもっと大きな公園まで行った時は大変でした。やっぱり危なっかしいとイライラしてしまいますね、、。でもそれも2,3回でした。

事故にならないように怒られる内に娘もかなり気をつけるようになり、今は人気のない道ならだいぶ安心して楽しく自転車に乗れるようになりました。

私はそういう車が少ない道ほど気が緩んで危ないことを何度も言ったり、あらゆる気を遣うので疲れますが、一緒に広い公園でサイクリングしながらニコニコ本当に嬉しそうに娘が乗っているのを見るのが、今はとても幸せな時間です。

自転車に自分で漕いで乗るのは気分が良いようです。
ママの横で自転車で一緒に走るのが夢だったんだよねーって言ってくれて嬉しかったです。

乗りたいのにうまくできない、それは本人も悔しかったんだろうな、私に色々言われながらも娘なりに努力して偉かったなあと思いました。

娘にはとにかくストライダーから練習させて、じっくりできたことを褒めて、ゆっくり段階を踏んでいくのが合っていました。

人も車も多い地域で子供が起こす自転車の事故も怖いので、もっと大きくなるまでは一人では自転車に乗らせない予定ですが、こうして無事に運動音痴の娘も自転車に乗れるようになりました。

(ちなみに同時期6歳でかなりできることが増えました、ブランコにも乗れるようになったし、ターザンロープにも自分で乗れるようになりました。)

運動音痴や怖がりのお子さんがうまく自転車に乗れない時、今更?と思ってもストライダーから始めてみると良いかもしれません。

親は気持ちが焦ってしまうこともあると思います、私もかつてそうでした。親も根気がいりますが、娘の経験からもストライダーから始めれば乗れるようになるんじゃないかと思います。自転車に乗りたいお子さんと親御さんを心から応援しています!