焼肉屋、、
それは今まで娘にはあまり楽しみな場所ではなかったのだろう。
楽しみなのは親ばかりで、食べるものも、冷麺くらいしかなく、ジュースやご飯、など、。
で、肉は固かったりして食べられない。
肉を焼くところにもあまり興味がなかったのでは?と思われる。
娘は神経質で警戒心が強かったからか、初めて食べるものや、混ざっていることを頑なに拒んできた。
偏食というやつだ。
お腹が空いていても、頑固に食べない。なんでも食べてくれる子が羨ましかった。
離乳食までは割りと好き嫌いはなかったように思うが、1歳くらいから、食べず嫌いが始まった。
色々工夫したが、頑張っても頑張っても見慣れないものは食べなかった。(何故かお菓子は見慣れないものも食べた)悲しかったな。残りものを食べていて私は徐々に太っていった、当時。
悩んで健診で相談して、彩りだとか、ママが美味しい!と食べて見せるとか、色々頑張ったけど、頑張れば頑張った分だけ厳しい現実が待っていた。
頑張って工夫して、食べるかな?ワクワク→ダメだった時の私の気持ちの落ち込みったらない。
混ざっていることに関してもゴミ扱い。
舌が敏感で、ちょっとした小さなかけらや味でも見つけて、食べなかった。
食べられた野菜はトマトを一口大に切ったもの(プチトマトはダメ)、ブロッコリー、ジャガイモ。だんだん、混ざらない、単独の茹でたニンジン、大根、ほうれん草、キャベツなども食べられるようになったが、、、混ざるものも美味しく食べられるようになったのはここ1、2ヶ月の話だ。
感動する。もう、食べないだろうとだいたい決めつけかかっていたのに、いきなり食べられるようになったときの、驚きったらない。
そんな娘も、肉は鶏肉がメインで、豚肉牛肉はほとんど食べられなかったが、ここにきてだいぶ食べられるようになった!
=焼肉屋も以前より楽しめるようになったのだろう。
お肉をタレに絡ませて何枚か食べることができた!
おお!成長したもんだ!
そして、肉を焼くということにも興味が出たようで、火や煙の行き先にも興味が。
小さな頭でたくさん考えている。
ハイテンションで焼肉屋を楽しんでいた娘だったが、いきなり静かになった。
ふっと何気なく隣を見ると、焼いたニンジンとさつまいもをかじって、声を押し殺して泣いている娘がいた。
え?どうした?
いきなり何を泣いているかとビックリした。
娘は、
「野菜たちと離れたくない、、!」
「野菜たちが大好きだから、、!」
と、ワラワラと泣き出した。
、、、えーー!?
今まであんなに嫌いだった野菜??
いつからそんなに大好きになったの!?
泣いた理由がかわいらしすぎて、思わずギュッと抱き締めたくなりました。
そして泣いている娘に内心ゴメンと謝りながら、吹き出しそうになりました。
“3歳9ヶ月偏食がだいぶなくなった娘が焼肉屋でしくしく泣いた。【育児 笑った話】” への1件のフィードバック