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私は子供時代、何度も引っ越しを経験した。父の仕事の都合、会社の都合で。幼稚園は二つ、小学校も二つ、中学は新しい土地で入った。

これだけ引っ越しするのは、友達関係には正直響くね。今のようにSNSの繋がり等なかったし、それはそれで後腐れもなく、私には良かったかなとは思っているけど、人間関係を新しく作るのが苦手な人にはかなり大変なことだと感じる。

もちろん、私にだって不安がなかったわけではない。
引っ越しをした経験があるから、引っ越ししてきた人の心細さとか、不安、気持ち面で理解できる。

それは職場でもどこでもそうだよね、さりげなく気を遣える人でいつもありたいと思っている。自分もそれが有難いと思ってきた人間だから。

小学では訛りが違うことで、少しからかわれたりすることはあったけど、イントネーションの違いを気をつけて聞くということは、少しメリットとしてあったかな。子供なりに馴染む努力はしたかな。

土地に馴染むことはなくても、友達がいなくなっても、そこまで孤独でもなかったし、実際どこでも同じような感じだと思った。

クラスの人間の輪というのはだいたい決まった動きがある。優しく社交的な人は話しかけてくれるし、その存在に感謝しながら、クラスに馴染んでいく。私はそういうのが割と平気な気質なんだろうなと思う。

妹は人間関係に苦労していたから、親も心配だったろうと思う。自分が親の立場になっても、娘大丈夫かしらと心配だし。
強制はもちろんできないけど、娘がいつかさり気なく引っ越ししてきた子や新しく入ってきた子を気遣ってあげられる、頭が使えるようになってくれたらいいなあと思う。さりげなく、というのがポイントだよなといつも思う。

春はお引越しする方も多いと思うし、子供が馴染めるかということもだけど、新しい環境は親だって不安や孤独を感じやすい。

そんな中でも、新しいときめきやわくわくや素敵な出逢いを感じられると良いよね。この道の景色が好きだなとか、ここのオオバコは生き生きしているとか、素敵な飲食店を見つけたとか、そんな小さな素敵発見がいっぱいいっぱいありますように、、応援しています!