気持ちの良いというか、すがすがしいというか、そういう関係で私はありたい。
ママ友なんて言って、別にママ知り合い程度でも私はかまわない。
付き合いしていくにあたって、必要だと思うのは断然スルー力。
スルー力って何かっていうと、やっぱり、子供ありきで始まった付き合いだと、やっぱり違う人間同士。
ちょくちょく自分ならこうしないなあ、とか、気に食わない部分が多少は絶対出てくるから、その時に必要なもの。
ママ友だから母親だけでなく、その子供とも、全部が全部、しかもいつでもどんな時もフィーリングバッチリなんてあり得ない。
成長していく内に、発達の差や考え方の違い、そういう微妙なところも気になってくることもある。家庭の考え方により、しつけの方針だって違うし、そういう中で付き合いしていくのは意外と気持ちに余裕がないとできないことだ。
ちょっとした言動が気になったり、なんであんな風に言ってしまったんだろう、とか、後で誤解されたかも?!と後悔したり、自分の子の反抗期で手一杯でイライラしがちで、ついついそっけなくなったり、、もう、考えれば考えるほど、大人一人同士の付き合いとは違って、結構気にする部分も増えてくる。
その時たまたま余裕のない時期だったのに誤解されたりすることだってあるかもしれない。
あれだ、自分も生理前とか体調悪いし、イライラしがちだし、そういう時が、他のママにももちろんあるわけだ。
だから、必要以上に悪く考えない、気にさわる部分があったら、それがあったことで、その人とその親子と今後付き合いをやめたいくらいのことなのか考える。
付き合いはやめるほどではない、と思うなら、少しのことなど悪く考えないで、どんどん水に流す。
次会うときにはまたすがすがしい気持ちで挨拶しよう。何もなかったかのように、普通にいること。それだけのこと。
自分の言動も、多少のことなら気にしないことだ。失言はもちろんないにこしたことがないが、何かのやり取りで発生した言葉が、相手に突き刺さっているか、流れているか、流してくれたのか、それは細かく確認しないとわからない。
自分が明らかに気になるなら、はっきり謝ったり、誤解のないようにフォローをする。
逆の立場なら、いちいちくよくよと気にされて顔色を伺われるより、いつも通りにいてくれたほうが気持ちが良い。
ワイワイ話せるような仲になっても、最低限の「親しき仲にも礼儀あり」を必ず。体調や育児の状況により、どうしてもできない時はあるかもしれないが、挨拶、共感力、笑顔、接する時は感謝の心で過ごすこと。
それを意識してなるべく付き合っていき、それでももしママ友が離れていくなら、それはそういう縁だったと腹をくくること。去るものは追わず。また新しい縁はやってくる。
とにかくあまり気にしないこと。
ちょっと冷たい感覚かもしれないが、感謝をしつつ、心のどこかでは、いついなくなるかわからないもの、今後も順調に続くかわからないもの、それくらいのものだと割り切って付き合うのが良い。
所詮子供がいなければ付き合いのなかった人なんだ。
色んなスルーをしつつ、長続きする付き合いこそ、やがて本当の友達になっていくかもしれないし、ならなくても何ともない。ある期間、子供や自分のために付き合ってくれただけのこと。別に結婚するわけでもない。
気にしないこと。スルースルー。根に持たないこと。執着しすぎないこと。
とにかく初めから何も期待しない。ママ友やママ知り合いの付き合いで一喜一憂しすぎないこと。
色んな人がいるから。皆生きてきた道も年数も違う。
だからまず、スルー力を身につける。
気持ちの良いママ友付き合いには絶対不可欠だと思うから。