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先日保護者会に参加した時、思いもよらない発表があった。

うちの小学校はこのあたりでは人数が多い方で、一学年は2〜3クラスある。

近所の小学校は廃校になった噂や、クラスが一クラスしかなく、そのようだと卒業まで同じクラスになるので、うちの小学校に入りたいと希望する人もいると聞いた。

別に設備がいいとか、立地がいいとか、何か特別優れているとか、そういうことはない。普通の公立小学校だ。ただ、少しだけ周辺よりは人数が多いというだけのことだ。

私が小学生の頃は一クラスは40人くらいはいて、更に田舎であったが、4、5クラスくらいはあったような気がする。それももう、うろ覚えなんだけど。

今の娘のクラスは30人もいなくて、この学年はたまたま人数が少しあったので、3クラス。
これも運みたいなものだけど、ひとつ上の学年だと、その学年の子供が少なくて2クラスという感じだ。
全学年だと3、2クラスの学年の割合は半々。

その思いもよらない発表とは、うちの学年もあと3人、お引越し等で人数が減った場合は、3クラスから2クラスに変わります。というお知らせだったんだ。

なんと!まさかここにきて、クラスが減る可能性があるとは!驚いた。

あと3人だから、もし早めに引っ越しのご予定等、学校を離れることがわかる方はご連絡くださいとのことだった。

新年度のクラス替えの時、3クラスパターンと2クラスパターンと、先生方も色々考えることがあって大変なのだと思う。

少子化少子化と言われてきたが、こんな私の日常にもそれを感じさせる出来事があるなんて。
なんだかちょっとさびしい気持ちになった。

子供たちは今、これが当たり前で生きてきているから、なんのことだか実感もないし、社会の中でこれの意味するところというのはわからないと思うけど、とにかく世代のバランスが極端だ。

未来はどうなるのかと考えてしまう。

お正月、神社にお参りに行き見渡してみれば、大人ばかりで子供はほとんどいないことに気がついた。いてもわずかだ。
比率がすごくよくわかる。

私が生まれる前なら、神社の列に並ぶ人たちの世代比率はどうだったのだろうか?と想像する。

この少ない人数の子供たちが、これだけの数の大人の分、背負って生きていくなんて、あまりにバランスが悪すぎやしないかと思ったりする。

何か対策はあるのだろうか?このまま今のやり方で日本の社会は通用していくのだろうか?と、ふっと頭をよぎる。

PTA(2年縛り)だってそうだ。なり手がいないので、2回目のお手紙が届いた。親の方も昔とは事情が違う。フルタイムで働いているお母さんもたくさんいるのだ。育児しながら、介護をしている方もいるのだ。

これも時代なのだろうけれど、子供たちが子供たちらしく、元気で明るく育っていって欲しいなって、極当たり前のことを思ってしまう。

クラスが減るかどうか、ドキドキしながら新年度を迎えることになりそうだ。