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日記。

そんなものは続いたことがない。

日記。

そのイメージは今日の出来事。

日記。

とてもマメで丁寧な人が毎日続けている、イメージ。

私のイメージ大丈夫かしら。

昔昔それまた昔、硬筆とかそういう学校の諸々で選ばれていたほうだと思うけど、そんな時代が本当にあったのか?と誰もが嘘だと思うほど、字が汚い私だ。

自分でも読めないくらいの字だ。何のメモだかもわからないのに、書かないと忘れてしまう。
たまに奇跡的にわかる時があって、自分で自分の脳を活性化している次第だ。

私の日記、、雑なら続き、丁寧なら続かない自信がある。だけど雑なら、自分の日記なのにほとんど読めない自信がある。
こんなにそんな自信があるなら、自分すら信じるな。信用できるのは自分じゃない、他人だ。
他信ならある。

だから?、ずっと手書きの日記を続けている人を尊敬する。

中学の頃に交換日記というものをやった。だいたい中身のない内容だったり、好きな男子の話だ。
鍵つきで、5,6人でかなり長く続いたのを憶えている。あれ、誰が持っているんだろう、恥ずかしいから捨てて欲しい。

交換日記と個人の日記って全然違うものだ。
見せる相手がいるかいないかでだいぶ変わってくる。
例えば有名な作家さんだと、自分宛の日記もすごく文学的なのだろうか?とか、そんなことを想像してしまう。

ブログを書いておきながら何なんだけど、まずだいたい、記憶を文字で振り返って見返すって、それだけで能力だと思う。本を読むことが好きなことも才能だと思う。
私には圧倒的にそれが欠けている。

ブログって自分のために利用するのと、明らかに他人に向けて書くものがある。

昔からどっちであれ、メモであれ、人は書き残すことが好きなのかもしれない。それが読めるか読めないかは別として。
薄れていく記憶の、何かを残したい。

今日の買い物、何買うんだっけ?

それを残したいのである。

いつか私が倒れて、財布とかコートのポケットから、あるいは左手首の内側に、ダイイングメッセージかと思われる、メモが見つかるだろう。

トイレットペーパー
ぎゅうにゅー
おかし
ミューズつめかえ
ラップ

大したことは書いていないし、大したものを買っていない感じだ。

大したことがないものだからこそ、忘れちゃうんだろう。細々とした日常の中のメモ、この場合は、ミューズつめかえあたりを忘れてくる可能性が高い。

お買い忘れはございませんか?店内を流れるアナウンス。いや、しょっちゅうある。メモしているのに忘れる。読み返して見ているつもりなのに、目に入っていない。

ぼけたのかなーと思う。

歳だ。歳だからだ。

1000年後くらいに私のこの相当雑な、紙を破ったものに鉛筆で書いたメモが、化石みたいに発見され、当時の生活の記録として博物館に飾られる、かもしれない。いや、絶対ない。

それを前提にするなら、もっとスゴイメモを書きたい。

ボディソープ
納豆
麻布十番のデザイナーズマンション
ぎゅうにゅー
ミューズつめかえ

いや、なんかすごくおかしい。
明らかに浮いている。もうそれ以外目に入らない。
見え透いた嘘ってこういう時使うんだね?
見え見えの見栄じゃねーか。

だから、日記の話からなんで個人的な買い物メモの話になるわけ?

こういうブログって、結構勢いで書くタイプなんだけど、一応自分にも書きながら明らかに他人を意識して書いている。
だってタイトルの内容を書くだけなら、なるべく簡単に箇条書きにすればいいんだもの。こういう無駄な前置きとか絶対いらないよな。

このいらない前置きの中で、結局頭に残るのは、麻布十番のデザイナーズマンション、になる。そうに決まってる。これは、だ。自分への罠だ。本当に言いたかったことを誤魔化す罠だ。トラップだ。自分に向けてトラップを仕掛け、自分でまんまと罠にかかる、、なんてI wanna be all right!、、、、あきれた、、、全然大丈夫じゃねえ。

はい、Everything’s gonna be all right、ここでボブ・マーリーのNo woman No cryがかかります。

まどろっこしいわ!!!

ということで、やっと娘の日記の話になりますが、

ノートみたいなものに書く日記というものは、個人的なメモに似て基本的には引き出しの奥にあって、母ちゃんは見ちゃいけないもの、みたいな印象があったのですけど、昭和なイメージ過ぎるでしょうか?

それで、娘はまだ続いたことはないのですけど、日記を書くことがあります。

昨晩もそうでした。
何やら書いた後、何故か私のところに持ってくる。
見て〜!と。

いいの?見てもいいの?秘密なことが書いてあるんじゃないの?と思って、ドキドキしながら読んでみると、

今日お友達と遊んだ話、その後には、
「オマケ」今日の遊びも伝説の1ページにするゾ!んじゃまたこんどねー☆〜(ゝ。∂)

この感じ、少し前にもあったの、、。

自分の楽しかったことを書いた後、皆さんもぜひやってみてくださいネ!☆

これ、、絶対読者がいる設定で書いているだろう!!

真剣に私を見つめて反応を確かめる娘を前に、笑いがこみ上げてくる。

お前の日記はテイクフリーか!!ご自由にお読みください、良かったらコメントください☆状態か。もしくはユーチューバーかっ!?

ダメ?と私に聞いてくるのだが、全然駄目ではない。悪い笑いじゃない。むしろ、かなりユニークでいい。

いつまでこうして自分の日記を私に読ませて感想を言って欲しがるのだろうか。

ずっとだったらどうしよう。