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少し前になりますが、

夏休みに受けた発達検査(田中ビネーⅤ知能検査)の結果を詳しく教えていただけるとのことで、せっかく受けたのだし、どんな感じだったのか聞きに行こうと予約を入れて行ってきました。

心理士の先生と話している内に、検査の内容から少し脱線して色々質問させていただいていて、

自分の中でモヤモヤしていた部分がすごくすっきりした!と思ったことがあったので書きます。

発達検査の結果は娘は5歳1ヶ月時で精神年齢8歳、IQは157と出ていました。

診断は自閉症スペクトラム、昔で言うアスペルガー傾向とのことだった。

IQは田中ビネーの方がWISCより少し高めに出るので、小学生になってWISCで検査する時は少し下がると思うが、そんなにものすごく下がることもないと思うとのことだった。

私はまあその辺期待しすぎてはいないので、下がっていたとしても流せるとは思うけど、あんまりはみ出ていたり凸凹しているのは本人も苦しかろうと思ってその辺は気にしている。

すごくIQが高いと同じ年の子供でも幼く感じたり、なんでこうなんだろう?って思ったりすることがあるとのこと。

やはり自分で整理して見てみた時と同じように、言語理解が高いのが特徴のようです。

なので、娘の場合言い聞かせるのは有効とのこと。言い方は私もきつい時があるのでそれは本当に気をつけないと!と思います。ついつい、ね。

それから言葉がまだそこまで発達していない場合、周囲の大人からまだ言ってもわからないよねと察してもらえたりするが、言葉が早かったりすると、なんでこんなに言ってもわからないのだろうと悪い方に誤解されることもあるとのこと。

これ、私も2、3歳の頃特にそう思っていた。なんでこんなに話せるのに伝わらないんだと。

そこは実年齢分しかないのに幼稚園の先生などにも悪く誤解されると娘は辛くなってしまうこともあるとのことで、今後も注意深くフォローしていきたいところだと思った。

我は強いけれども、知らず知らず我慢をすることもあるのかもしれないし、私が理解者になってやらなければいけないな、と思った。

 
5歳の年中さんだけど、中身は小学校3年生くらいだとのこと。

うーん、なるほど。

というのは年少の時は一緒に遊んでいた男の子と少し距離が出てきているのを母は実感していたから。

娘が意識し始めているのか、男の子となかなか遊ばなくなってきたと雑談で出た時、先生が、中身が小3くらいだと思えば、なんだか○○○ちゃんの気持ちがわかるような気がする、、とおっしゃった。

自分が小3の時って確かに男子と密に遊ぶかっていったら、、うーんあんまりなかったよなー。せいぜい高鬼とか、ドッチボールとか、そういうのかな?と思って。

今は娘は女子と遊ぶのが楽しいんだわ、と思うことにした。

健常児の理想の育て方が娘に当てはまらないと知れたこと

そして一番ハッとしたのは、過干渉でも良かったのだということ。

先生に聞いてみたんだ。

普通健常児では子供が自分からの学びを大切にするために、親があれやこれや言うことは避けるべき、見守ることも大事、過干渉は良くないという風潮があると思うんだけど、娘のような発達障害児、特性がある子の場合はどうなんですか?と。

その答えとして先生が、むしろ情報としてたくさん入れてあげることが重要ですとおっしゃった時。

私の心の中を電流が走ったみたいに、良かった!と思った。

当たり前なことかもしれないけど、知能(検査できる)と人の心を察したりする力(検査できない数値化できない)は全く別物だというところ。

娘はその数値ではかれない部分が気付きにくかったりするので、それを情報として私が入れていくことは娘のためになるというもの。

娘が2歳3歳とお友達とトラブル多発していた頃には特に過干渉であることに悩んできたところがあった。

今でもあるけれど、自分で考えさせたりする芽を摘んでいる、という罪悪感、説明しすぎている、と思うこともたくさんあった。

娘があんまりにも周りの状況が見えずに伝わらずに響かずにいたために、それはそれは過干渉だったと思う。

何度も書くが、何より人のものを取ったり、順番を守れないことには、うるさくうるさく言ってきた。

超過干渉だったと思う。裏返せば過保護であったとも思う。

娘が自閉症スペクトラム、アスペルガー傾向が強いと診断された今、説明していた対応は良かったのだ!ということを知れたことは大きかった。

それは私にとって救いの言葉だった。今回予約をとって相談してみて良かったと思った。

もし娘に自ら悟らせようとこちらが何も教えなければ、気がつけないまま迷惑ばかりになっていたかもしれない。

健常児にとって理想の育て方を発達障害児の娘にしていては大変な時期が長引いたかもしれない。

私が過干渉気味に娘にいろんなことをいろんな角度からインプットしてきたことは無駄じゃなかったんだ!娘のためになっていたんだ。(ひどい言い方をしたのは反省しなければならない)

じわじわと胸にきて、ほっとした。今まで後悔もしたし、過干渉な自分を責めてきたこともあったけど、迷いがなくなった

教え方はもちろん優しい方がいいに決まっているので、そこは重々注意しつつ、これからも色々教えていこうと思った。

わからないことをわからないと言えることの大事さ

娘のテストを受ける時の態度は、頑張らなきゃきちんとしなきゃ、という姿勢がすごくあったようで、私がいない場所での頑張り屋なところを知れた。

そして、長い検査の中でも「わからない」とは言わなかったとも。

わからなくても何か答えてみようという姿勢があったようだ。

挑戦することは良いことでもあるけど、わからないことをわからないと言えることは今後の娘にとっても大事なことでもある。

先生は普段わからないこと自体が少ないのかもしれないとおっしゃっていた。

幼稚園の周りの子よりも色々なことを知っているので、そもそも「わからない」ということがほとんどないこともその一因かも?とのことだった。

なるほどと思った。

そして、わからないことはわからないと言っていいこと、「教えてください」と言えること、を教えると良いかもしれないとのことだったので、非常に納得し、娘に少しずつその情報をインプットしているところだ。

親身になって色々話を聞いて助言してくださった先生に本当に感謝している。

これからも困ったことがあれば相談していきたいなと思った。