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先日の娘の生まれてから発達障害と診断されるまでのざっくりまとめの記事にコメントを頂きまして、

もしかしたらその内容を参考のために知りたいと思う方もいるかなと思いましたので、

ひとつの記事としてアップさせていただきたいと思います。

指示が通らないってどれくらい?という具体例についてと、偏食から少しずつ食べられるようになった後の対応についてです。

自閉症スペクトラム(アスペルガー)娘 言葉は早いのに指示が通りにくい事の具体例

「言葉は早いのに指示が通らない」についてですが、具体例としては以前にも書いたことがあったと思うので重複したらすみません。

例えば3歳前半時ですが、児童館などで参加した日付にハンコを押す、というのがあったのですが、娘は何回ここだよ、と教えても、自分が押したいマスにハンコを押そうとするのです。

それも他の同年齢の子はいかにイヤイヤ期反抗期といえども、せいぜい3回くらいきつく言えば従うのですが、娘は10回言っても言うことをきかないので、終いには見かねた先生に腕を押さえつけられてやっとその場所に本人不本意ながらも押せるといった状況がありました。

これは発達検査の面談の時に先生にどれくらい頑固で自分の意思を通そうとするか、指示が通らなかったかの例としてお伝えしました。

わがままと紙一重かと思いますが、自宅でも親が何度も言って最終的には泣いて懇願しても、「それは女の子らしくないからできない」等のわけのわからない自分本位な理由で絶対言うことはきかないっていう感じでした。

その結果、家から出て行け!くらいの本気の怒られ方をして初めて相手の気持ちを意識するくらいの感じでした。こういう時にはもうこちらも頭が沸騰しすぎるくらい怒りが止められない状態になります。こんなに言ってもわからないってなんなの?って、本気で思っていました。

きかない子、というのの最たるものっていう感じの印象で、特に児童館などに行くと今でこそ順番を守ったりできますが、当時は何回順番だよと説明しても本能で動いてしまっていたのか順番を守ろうとしないことがありました。言葉の発達は誰より早かったので、なんて躾のなっていない子、もしくは気が強い子、言うことをきかない子だと思われていたと思います。

私も当時は何度も何度もガミガミいう母親だと思われていたと思います。

自宅でも、簡単な手洗いうがいの類の指示も何かにつけて理由をつけてわざとじゃないかというくらい従いませんでした。

児童館のハンコを押すが他人に見られていてもその状態でしたので、家での私の苦労はお察しいただけたらと思います。

鼻耳等の病気になりやすい人でありましたので、帰ったらすぐして欲しかったのですけど、そんな簡単なことすら素直にはやりませんでした。

カメラ目線も同じです。ただここを見てという簡単な指示にも関わらず、従うことはできません。2歳すぎくらいまではできていたと思うのですが、あれは多分モノとしてのカメラやスマホ、ビデオカメラに興味があったのでカメラ目線ができていただけだったのではないかと今は思っています。

そういう(カメラ以外の)指示がなかなか通らないことがクリアになってきたのが3歳半以降だったと思います。過ごしやすさがそれまでと全然違ってきました。説明すれば伝わるようになってきたというか。

それまでそれこそ口うるさく口うるさく自分が嫌になるくらい、性格が変わったと思う位ガミガミ言ってきました。

本気中の本気でないと娘にはわかりませんでした。響いていなかったと思います。

怖くて泣いてたのかもしれませんが、順番を守れないこと、相手のものを奪うこと、とにかくきつくきつく注意していました。毎日毎日何回も。人に迷惑をかけることだけは絶対に許さなかったです。厳しかったかもしれませんがそこは後悔していません。

比べては申し訳ないですが、他のお子さんと比べるととんでもなく自我が強いとしか見えない子でした。それがいわゆる「育てにくい子」と思う一番の理由でした。あのままの娘が放置されてなるようになるわでいたら、多分今幼稚園では大変な状態だったと私は思っています。

娘の特性だと後からわかりましたけど、もっと素直に響きやすければあんなにイライラしなくて済んだ、イライラも半分位の力で済んだかも知れないと今でも思っています。病んじゃっても仕方ないくらいひどいものでした。

それは診断時に先生がおっしゃっていた、「その場の状況や相手の気持ちよりも、自分の関心や気持ちを優先する」ということがばっちり当てはまっています。3歳半までは特に「私が私が」ばかりで周りは全く見えていなかったと思います。

偏食に関しての対応

1歳から始まった偏食に関してですが、途中で諦めました。努力しただけ無駄でしたから。諦めるまでは本当に悲しくてイライラしました。

ガミガミ言っても泣いてみても食べないとわかったので、どうせ食べないのなら娘のストレスがなるべくなく食事の時間を終えたほうが良かったと思いました。諦めざるを得なかったと思います。

もうどうにも素うどんには塩ご飯にはただのトマトにはかなわないんだって思ったら、ほとんど毎日同じメニューでした。

たまに成長したかな?っていう時、自分が元気な時に少し試してみたりとかそういう感じで、徐々に娘も食べるようになりました。

あ、それも3歳半以降だったと思うのですが、天邪鬼状態を利用して、「まさかほうれん草なんて食べられないよね?無理だよね?まだ3歳だもんねー」なんて言うと、「できるもん!食べられるよ!」とか言って、一口成功したりして。

内心しめしめと思いながら「えーー!?本当に?口の中見せてみて?わー!本当だ!なくなってるね!!すごーい!!」とかあからさまな演技をしてちょっとずつでも食べられるものを増やしていったのを思い出しました。

あんまりいい方法ではないかもしれないですが、そうして食べられる物のレパートリーを増やす内にいつの間にか混ざったものも食べられるようになり、成長していったように思います。

この「○○なんてまさか食べられないよね?」は娘には効果的で5歳の今でもすすんで食べられないもののことを言ってみると、負けず嫌いだからか褒められたいからかびっくりさせたいからか、ドヤ顔で食べて自慢してきます。

普通に食べてくれたらもっと良いのだけどと思いながらも、この辺まだ子供だなーと内心微笑ましく思っています。

うちの娘の具体例や対応についてはこんな感じでした。