_ _

夏っぽくなってくると、出る。

あれが。

か。

蚊、である。

たまにあり得ないところ、顔とかに刺してくることもあるよね。

先日まさかの場所でそれになったのよ。

で、あれ?かゆい?と思って顔を擦ると何か感触があって。

もしかして!?と思って娘に聞くと、

ママほっぺ黒い線になってるよ、と。

くそう!やっぱりやられていたか!しかも頬の上でつぶれたとは、、!

きー!となって頬を擦る私。

娘は得意気に言う。

「ママ、妊娠しているメスの蚊しか人間の血を吸わないらしいよ。テレビで言ってたんだ。だからお子さんのために頑張ったのかもしれないよね、、。」

吹き出した。

お子さんのためにって!蚊がお子さんのためにって!

その言葉遣い蚊に対してしているところがイイ!

娘のイイネ!を100回くらい押したい。

ないから、娘の頬っぺた100回くらいプニプニ押しとこうかなというくらいナイスと思った。笑った。

私は一応普段は言葉遣いに気をつけている。(怒ってしまったらそうでもない時もある)

いつ娘に真似されるかわからないし、早いうちから丁寧っぽい言葉を知っていることで良いこともたくさんあると思うから。(っぽい、というのが)

だから例えば、年を取った人でなく、年配とか、お年を召した(召された)方とかそんな風に娘と話す時に使ったりする。
(昔、ハゲた人を「おハゲ」と言った時には笑った。丁寧っぽく言ったつもりだったのだろう)

だから娘も家で学校のいつもとは違う先生を説明する時、私に話すのであっても、お年を召した方だったよとか話してくれる。(だいたい他の大人にはびっくりされて笑われる)

普段から丁寧だとちょっと面白いし、くせにして損なことはないと思ってきた、が。

まさか蚊のことまでそんな「お子さんのために」とか言うと思わなくて、妊娠したメスだけというのが本当なのかどうかすらよくわからないまま顔の血を吸われたこともふっとんで笑顔になったのだった。