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5歳娘が受けた発達検査の内容と結果について。

自閉症スペクトラム(アスペルガー)と診断された幼稚園年中5歳娘の田中ビネー知能検査5の結果を頂いていたので、

どんな内容だったか自分でも把握してみようと思います。

娘が発達障害だったことがわかって、やっと少しずつ頭を整理しているところですが、

いやー田中ビネーってこういう検査だったのね。

全然知りませんでした。問題名だけ見てもなかなか勉強になった。

5歳娘 自閉症スペクトラム(アスペルガー) 田中ビネー知能検査Vの結果
精神年齢8歳 IQ157

知能検査は娘が5歳1ヶ月時点で受け、結果はタイトルにある通り精神年齢が8歳0ヶ月、IQ(知能指数)157でした。

IQは85~115までが正常範囲との説明を受けました。

知能区分を見ると、

59以下、60~75、76~91、92~107、108~123、124~139、140以上

というように分けられていました。

今まで娘を育ててきて、頭はどちらかというと良いほうかなとは思っていましたが、知能指数がこんなに高いとは知らなかったので、私も驚きました。検査をしてくださった先生も、結果を見た児童精神科の医師も驚いていましたが、娘の知能はかなり高いようです。

高い高いと書いていても、一体何がどういう状態だったのか。

娘の自閉症スペクトラム(アスペルガーが強い)の診断を受けた時少し聞いたところによると、検査した先生からは、どうやら「数」に関したことはあまり強くないようだとのことが書いてあったと言われました。

それは私にとって実はちょっと意外でした。娘はもう簡単な足し算、引き算、割り算なら答えることができるようになっていたので、数はあまり強くないんだ?と。

どんな検査をしたのか見ていたわけではないですが、専門の先生がおっしゃるのだから間違いない。そして田中ビネーVの結果の○×がついているプリントをくださったので、内容を見てみた。

各年齢につき6つの項目があり、6つ全てが不正解になるまでテストしたのがわかった。

その内訳はこうだ。

田中ビネー知能検査Vの内訳

5歳級(全問正解)

○数概念(10個まで)
○絵の不合理
○三角模写
○絵の欠所発見
○模倣によるひもとおし
○左右の弁別

6歳級(3問正解)

×絵の不合理
○曜日
○ひし形模写
×理解(問題場面への対応)
×数の比較
○打数数え

7歳級(4問正解)

○関係類推
○記憶によるひもとおし
○共通点
×数の比較
○頭文字の同じ単語
×話の不合理

8歳級(3問正解)

○短文の復唱
×語順の並べ換え
×数的思考
○短文作り
×垂直と水平の推理
○共通点

9歳級(2問正解)

×絵の解釈
×数的思考
×差異点と共通点
×図形の記憶
○話の不合理
○単語の列挙

10歳級(全問不正解)

確かに、数の問題は6歳~全て不正解になっている!

こうして改めて見てみると大変興味深い。詳しくはこれだけじゃ何がなんだかだけども。9歳の問題も2問解けていたんだ!

これがあの日検査を担当してくださった先生が言っていた、小学4年生くらいの問題も解けたと言っていたあれか!と思った。

共通点探しや国語的なこと、記憶についてのこと等が今の娘の得意なことなのかもしれないと思った。

この結果が娘が高IQになった知能検査の内訳だった。

先生曰く、検査中の娘は少し話が膨らんで脱線していってしまうこともあったが、すぐ次に切り替えもできるし、いいと思うとのことだった。この知能検査には1時間20分かかったが、終始落ち着いていたとのことで、態度等も問題になるようなことはなかったようだ。

児童精神科の先生が、知能は高いけれども娘はまだ5歳であるので、色々わかるからといってそれ以上を求めるのは負担をかけることになるので気をつけなくてはならない、というようなことをおっしゃっていた。

確かに今まで、こんなに言葉もわかるし理解はあるはずなのに何故?と思ってイライラしていた部分も多々あったと思う。アスペだからイライラしてしまうのもあったとは思うけど、今後の関わりとしても、娘はまだ実年齢5歳なんだ!まだ幼稚園年中なんだ!と肝に銘じていこうと思う。

また電話で予約しないといけないが、この知能検査の結果についてまた詳しく専門の先生に教えていただくことにしている。